留学や就職、転職がきっかけで始まった大好きな恋人との遠距離恋愛。会いたいのに会えない寂しさや、恋人が辛いときに側に居てあげられないもどかしさ、連絡を待っている間の不安など、いろいろな感情に心が押しつぶされそうになりますよね。「会いたい」と素直に言い出せない人も居れば、泣きながら「会いたい」と恋人に電話してみたら「会えないんだから仕方ないだろ」とか「そういうの重い」と言われてしまって余計に落ち込んでしまった人もいるのではないでしょうか。私も過去に約5年間遠距離恋愛をしていたのですが、お互いの「会いたい」気持ちがうまく噛み合わずに何度も喧嘩をして悩んでいました。
「会いたい」という言葉には、恋人への愛や寂しさ、不安、期待など、たくさんの感情がこもっていて、遠距離恋愛においてとても強い力を持っています。強い力を持っている分、この「会いたい」の伝え方によって、二人の心を繋ぎとめることもあれば、恋人の心があなたから離れていく原因にもなるんです。大好きな恋人にまた「会う」ためにも、遠距離恋愛をしている人は是非読んでみてくださいね。
目次
遠距離恋愛中、会いたくて寂しいのは相手も同じ
遠距離恋愛をしていると、一人で晩御飯を食べるときや、忙しい1日が終わってベッドに寝転んだとき、幸せそうなカップルを見たとき、恋愛映画を観たときなど、今まではなんでも無かった日常の風景でも、ふと「あの人がここに居たら良いのに」と寂しさを感じることが多くなります。
何か辛いことがあった時も、恋人に優しく抱きしめてもらうことや、髪を撫でてもらうことはできません。せめて声を聴きたいと電話をしてみたら、恋人があなたの居ない日常での出来事を楽しそうに話していて、余計に切なくなってしまうことも。恋人からの連絡が減ったり、素っ気なかったり、「会いたい」や「好き」と中々言ってくれないときには「もう私の事好きじゃないのかな?…」と不安になりますよね。遠距離恋愛に慣れてきた頃、あなた自身が恋人の事を考える時間が減ったことにふと気が付いたときや、他の人からアプローチを受けて気持ちが揺れてしまったときにも寂しさや戸惑いを感じることでしょう。そして何より、「会いたくて会いたくて溜まらないのに会えない」という事実だけを見たときに、「なんで私だけこんな気持ちにならなきゃいけないの?…」って胸がギュっと締め付けられるように苦しくなりますよね。
でも、その気持ちはあなただけが感じているものではないはずです。程度の差はありますが、あなたの恋人も同じような時、あなたに会いたくて寂しい想いをしているのです。
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「会いたい」の伝え方
遠距離恋愛中の恋人に会いたいとき、「重い女って思われるんじゃないかな?…」と考えてしまって、「会いたい」と伝えることを躊躇ってしまうことってありますよね。
実際に、私は遠距離中の彼氏に「会いたい」「寂しい」と伝えたら「そんなこと言われても会えないものは会えない」と面倒くさそうに言われてしまい、悲しい想いをしたことがあります。その後は「会いたい」気持ちを我慢するようになり、結局私からも、彼からも「会いたい」という言葉がでないまま、気持ちが離れて別れを迎えることになってしまいました。
でも単純に考えてみると、好きな人に「会いたい」と言われたら、「愛されている」「自分を必要としてくれている」「私もあなたに会いたい」と感じて、嬉しくなるものではないでしょうか。上手に気持ちを伝えることができれば、「会いたい」という言葉は二人の心を繋ぎとめる強い力になります。
「会いたい」と時々、”ポジティブに”伝える
遠距離恋愛中って直接会えない分、こまめに連絡を取りたくなりますよね。カップルによってその連絡頻度は様々ですが、毎回連絡するたびに「会いたいな」「寂しいな」と悲しいトーンで言ってしまうと、二人の間には常に「会いたいのに会えなくて辛い」というネガティブな気持ちが漂ってしまいます。こうなると相手が「連絡をしても楽しくない」「こんなに辛い思いをさせるくらいなら別れたほうがいい」と判断して別れを切り出してくるのも時間の問題です。だからといって「会いたい」気持ちを自分の中に押し込めていては、ストレスが溜まってしまうし、何より、恋人に本音を伝えずに建前で接していると、結局いつか気持ちのすれ違いが生まれてしまいます。
大切なのは、ポジティブにあなたの気持ちを伝えること。
恋人に「会いたい」と伝えるときは、連絡する度に「会いたいよ。寂しいよ。」というのではなく、1週間に1回から1か月に1回くらいの頻度で「あなたと話しているときが一番楽しい!早く会いたいな。」とポジティブに伝えるようにしましょう。「会いたい」気持ちをポジティブに伝えていけば、恋人もあなたに次に会うのが楽しみになってきます。
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相手にも「会いたい」と思ってもらう
恋人に「会いたい」気持ちをポジティブに伝えていけば、相手も自然とあなたに会いたい気持ちが強くなります。そして「次に会った時、○○に行きたい!」「今度一緒に○○をしようよ。」と、具体的なイメージを恋人に伝えることで、次に二人が会うときの楽しい場面を想像しやすくなります。楽しい場面が思い浮かべば、更に「会いたい」気持ちは高まりますよね。そして普段の何気ない連絡の中でも、相手に「会いたい」と思ってもらうコツがあるんです。
連絡は文字だけのメッセージよりも声が聴ける電話、電話よりも顔が見られるテレビ電話を選びましょう。
辛いことや悲しいことがあった時は恋人に相談したくなるものですが、毎回の連絡が悩み相談や愚痴ばかりでは相手も疲れてしまいますよね。恋人との会話ではなるべく明るくて楽しい話題を選ぶようにしましょう。楽しい気持ちを共有することで、恋人の中で「あなた=楽しい」という方程式ができあがり、「この人といると楽しい」と思わせることができます。
電話は相手の顔が見えないので、喋っているうちに自分一人でヒートアップしてしまって相手が置いてけぼりになってしまうこともあります。私の元カレは自分の話ばかりして、私が話し始めるとウトウトと寝てしまうような人でした。「私の話はどうでもいいんだな…」とがっかりしたのを覚えています。
たとえ恋人が物静かなタイプだとしても、自分の話に絡めて「○○といえば、あなたの△△は最近どう?」と相手の話もうまく引き出すようにしましょう。恋人の様子が普段と違ったら「鼻声だね。風邪ひいたの?大丈夫?」と声を掛けたり、「そっちは台風が近づいているんだね、気を付けてね。」と、離れていても恋人やその周りの環境の変化を察知して、恋人を気遣うメッセージを送りましょう。相手はきっと、「自分の事を気にかけてくれるんだな」と感じてあなたが恋しくなり、「会いたい」と思ってくれます。
「会えない」時間の過ごし方
遠距離恋愛中は、恋人に会える時間よりも、会えない時間の方が圧倒的に長くなります。この「会えない」時間を、スマホを握りしめて恋人からの連絡を待っていることだけに使ってしまっていませんか?
恋人からの連絡が来ないと仕事や勉強が手に負えなかったりする人は、恋人に依存してしまっている状態かもしれません。恋人は今、側であなたを見守ることはできませんよね。遠距離恋愛では特に、自立した物事の考え方を持つことがとても大切になります。
会えない時間を、会いたいのに会えない「寂しい時間」とネガティブに捉えるのではなく、彼と離れているからこそ持てる「自由を満喫できる時間」や「次に彼に会うまでの準備期間」とポジティブに捉えて楽しんでしまいましょう!
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友人や家族と楽しい時間を過ごす
あなたの事を愛し、求めてくれているのは恋人だけではありませんよね。恋人に「会えない」というのは、恋人以外の友人や家族、大切な人たちに会える時間が増えるということです。今まで恋人と過ごすことに使っていた時間で、実家で家族とゆっくり過ごしてみたり、気の合う友人とおいしいランチを食べに行ってみてください。
これは私の個人的な経験則ですが、友人や家族と合わず、1人で閉じこもっている時ほど、恋人への気持ちが過剰に強くなってしまい、ネガティブな「会いたい」を押し付けてしまっていたように思います。大切な人たちと充実した時間を過ごしている方が心にも余裕が生まれるので、恋人からの返事を待っているときも寂しさを感じることは少ないようです。
夢中になれることを見つける
遠距離恋愛のメリットは、新しい趣味を開拓したり、ジムやエステに通って体を鍛えたり、ステップアップのために資格の勉強をしたりと、自分のために使える時間が多いということです。自分を磨いたり、夢中になれることを見つければ、恋人と会えない時間もあっという間に過ぎていきます。
新しいことに挑戦したときや自分を磨くとき、恋人に写真付きで「今日はジムで汗をかいてきたよ」「見て!初めてシュークリーム作ったの」とメッセージを送ってみましょう。きっと相手は、グッと成長したあなたに「早く会いたい!」と思うことでしょう。
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次のデートのプランを立てる
遠距離恋愛では、「次いつ会えるかわからない」という不安が付きまといます。そんな不安を払拭するのに一番効果的な方法は、次のデートのプランを立ててしまうこと。「次にいつ会えるかわからない」という不安が、ネガティブな「会いたい」を引き出してしまいます。
はっきりと日付がわからなくても、大体の時期で良いので、1つずつ決めてしまいましょう。飛行機や新幹線の値段を調べて、大体の必要なお金が計算できたら、二人で「次のデートのために〇万円貯めよう」と目標を立ててみたり、「○○に行ってランチして、△△で何をする」と行きたいところややりたいことについて具体的に話し合ってみてください。
ここで大切なのは、実際に会うことが目的ではない、ということ。
もちろん、実際に会うことに越したことはありませんが、「〇〇しようね!」という共通の目的ができると、2人の間の会話が非常に多くなりますし、「それに向けて頑張らなきゃ!」と、自分をポジティブな方向へと持っていくことができます。恋人もその目標へと向かっていくため、離れていても1種の共同作業をしているようで、心の距離がグッと近くなります。時期が近くなり、実際に「いつ会える」ということがわかれば、会えない時間も二人の不安な気持ちは安らいでいきます。
会えなくても、二人の思い出は作れる
遠距離恋愛の会えない期間を「恋愛の空白期間」と感じる人も多いかもしれません。でも、たとえ離れた場所にいても、二人の新しい思い出を作ることはできるんです。
電話やメールだけではなく手書きの手紙やイラスト、プレゼントを送りあったり、限定公開のブログを利用して二人だけの交換日記をつけてみたり、同じタイミングで同じ映画やスポーツの試合を観て電話であーでもないこーでもないと感想を言い合ったり、ふたりの好きな料理を作りながら実況中継したり、テレビ電話であなたが住んでいる街を恋人に紹介してみたり、いろんな方法があります。
会えない期間にも、恋人との大切な思い出をたくさん作りましょう。将来振り返ったとき、「あの頃は寂しい気持ちもあったけど、楽しかったよね」と笑顔で思い出せるはずです。
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悩むよりも、会いに行ってみる
遠距離恋愛で恋人への「会いたい」気持ちを胸に抱えてあれこれ思い悩んでいるよりも、時間とお金さえ許すのであれば、思い切って恋人に会いに行ってみることをオススメします。たとえ日帰りで少ししか会う時間がなくても、大好きな恋人と肌と肌で直接触れ合うことで、今までの寂しかった気持ちや不安が嘘のように飛んでいくものです。
恋人と触れ合うと脳内でオキシトシンというホルモンが分泌され、気持ちが落ち着いたり幸せを感じることが、科学的にも証明されています。
私の友人カップルはカナダとフランスの遠距離恋愛ですが、ある日彼女が「来ちゃった!」とサプライズでフランスからカナダへ、半年ぶりに日帰りで彼氏に会いに来たのです。たった半日の滞在でしたが、このカップルはたくさん話をして、たくさん抱き合って、とても幸せそうでした。彼女は「またね!」と言って笑顔でフランスに帰っていきました。
貴重なデートは思いっきりたのしもう!
恋人とのデート中、何気なく時計を見て「あと〇時間しか一緒に居られない」という事実に気が付くと、とても悲しい気持ちになってしまいますよね。でも、ただでさえ短い恋人との時間で悲しい顔をして過ごしてしまうと、恋人の記憶にはあなたの悲しんでいる顔が焼きついてしまいます。相手があなたとのデートを思い出すたびに、その悲しい顔も思い出すことになるんです。せっかく会えた時間が悲しい思い出になってしまい、思い出すことさえ嫌になってしまうかもしれません。
せめて帰る時間がくるまでは、恋人とのデートを笑顔で思いっきり楽しみましょう!
「会えない時間」は二人の絆を強くする
2015年に株式会社ウエディングパークが運営する「ガールズスタイルLABO」が、20代から30代の女性134人を対象に行った「遠距離恋愛」についてのアンケートによると、遠距離恋愛経験者の55,2%が別れてしまい、8.6%現在も交際中、36.2%が婚約・結婚をしたと回答しています。遠距離恋愛ではやはり、会いたいのに会えない寂しい気持ちや、ふとした気持ちのすれ違い、どちらかが新しい恋に出会ってしまったことなどが原因で、別れるカップルが多いことが現実です。
でも、遠距離恋愛カップルの約3分の1が結婚や婚約に至ったというのは、決して少ない数字ではありません。
遠距離恋愛中も恋人への思いやりを忘れずに、「会いたい」気持ちを愛情と共に上手に伝えていけば、あなたと恋人との絆は強く、揺るがないものになっていきます。遠距離恋愛を乗り越え、あなたとあなたの恋人が素敵な未来を共に歩んでいることを、心から祈っています。
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