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人の第一印象は見た目で決まる!?
ただしイケメンに限る、、、
なんてよく言われますよね!
確かに、あなたがハンカチを落として拾ってくれた人が、美男美女ならテンション上がります!
けれど、その相手がめちゃくちゃブサイクだったりしたら、なんとなくテンションが下がってしまいます。
好みは人によって違いますので、良い悪いは人それぞれですが、なんにしても、見た目が全てとよく言われています。
実は、心理学的にいうなら、このことは、あながち間違ってはいないのです。
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メラビアンの法則とは?
メラビアンの法則とは、人が人を判断するときの印象は、見た目が55%、声や話し方が38%、話の内容が7%だという理論のことです。
ここで質問させてください。
直近で、初対面の人と話をしているなら、その会話の内容を覚えてますか?
おそらく、ほとんどの人が「覚えていない」のではないでしょうか。
それもそのはず。人は、特に初対面の人相手には、会話の内容ではなく、見た目や話し方が9割の印象を与えるからです。
これが、メラビアンの法則です。
要は、見た目の55%と声や話し方が38%なので、パッと見の雰囲気で人の印象の9割が判断されるということです。
「3Vの法則」メラビアンの実験で明らかになった人の印象
メラビアンの法則は、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した、人の話し方に関する理論です。
彼が世に広めた理論は「3Vの法則」、別名、「7-38-55のルール」と呼ばれ、この結果をもとに、ビジネス書や就活本などが作成されています。
具体的には以下の通りです。
- 7%(Verbal):言語情報(話の内容)
- 38%(Vpcal):聴覚情報(声の大きさ、トーン、口調、速さ、声質)
- 55%(Visual):視覚情報(顔、身長、体型、表情、しぐさ、動きなど)
この法則が意味することは、人の印象は93%が話の内容とは異なる点で決まるということです。
あなたがどれだけ深い話をしていようとも、見た目が悪ければ、印象はあまりよろしくないということです。
この結果が導き出されたメラビアンの実験を紹介しましょう。
また、好意がある口調、悪意がある口調、なんとも思っていない口調の聴覚情報をそれぞれの写真を見せながら印象を調べました。
その結果、好意を持っている表情の写真を見せたときの印象が、どんな言葉や口調であれ好印象を抱いたという結果になりました。
要は、「バカ」と言われたとしても、笑顔で言われたのと、怒った表情とで言われたのでは、笑顔で言われた方がなとなく、印象が良いということです。
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メラビアンの法則の活用事例!印象操作のヒミツ
「先輩から笑いながら怒られた」
笑う:プラスの視覚情報(55%)
怒られる:マイナスの言語情報(7%)
「電話で冗談っぽくバカと罵られた」
冗談っぽく:プラスの聴覚情報(38%)
アホ:マイナスの言語情報(7%)
見た目がよければ全て良しというわけではない!
「見た目がよければ、話す内容なんて関係ないよね」とメラビアンの法則を誤解して解釈する人がいますが、これは間違いです。
確かに、言語情報は7%ですが、だからと言って、言葉を選ばず内容の薄いことを言い続けても、相手の心に響くことはありません。
例えば、はじめは見た目がタイプだったからデートしたけれど、話す内容がつまらなくて、がっかりした経験はありませんか?
メラビアンの法則は、時間が経てば経つほど薄れていきます。
メラビアンの法則が適応される条件は、
- 初対面の人
- 二人っきりのとき
- いつも挨拶だけでじっくり話したことがない人
といった具合に、初めて会う人ほど、見た目の印象が大きく左右されるというものです。
これが、じっくり話せば話すほど、その効果が薄れていき、言語情報が与える印象の割合が大きくなります。本性がバレるということです。
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伝わる話し方のコツ!メラビアン流!
メラビアンの法則から、相手に伝わる話し方を紐解きます。
- 表情を豊かにジャスチャーを交えて
ポーカーフェイスという言葉を知っていますか?
ポーカーフェイスとは、無表情と意味で、自分が考えていることを相手に悟られないようにするには、無表情が有効だということです。
逆を言うなら、無表情だと、あなたの気持ちや言いたいことが伝わらないと言うことです。「すごい!」という一言でも、無表情でいうのと、驚いた表情で「すごい!」といった方が、その感じ方が異なります。表情を豊かに、ジャスチャーを交えて話すことは、あなたが考えていることを伝えやすくします。 - 強弱をつけてテンポよく話す
一定の店舗で棒読みな状態で話していては、なかなか言いたいことが伝わりません。強調する部分はゆっくり、ハッキリと強めに言葉を発した方が良いです。さらに、その言葉に感情を込めることができれば最高です。聴覚情報は38%だとしても、とても大切なことです。 - ワード選びが大切
ワード選びは大切です。例えば、好きな気持ちを伝えるとき、率直に「好き」と伝えるのか、「愛してる」というのか、夏目漱石みたいに「月が綺麗ですね」と表現するのか、その言葉一つで伝わり方が変わります。令和の時代に、「月が綺麗ですね」と言ってもなんのことかわかりません。誤解なく率直に伝わるワードを選ぶことが大切です。 - 発言と行動は一致させる
第一印象を良くしたいからと言って、「お酒はあまり飲まない」「タバコは吸わない」などその場しのぎの嘘をついてはいけません。次のデートの約束が出来たとしても、嘘をつき続けなければなかったり、素を出しにくくなったりと今後に支障をきたします。取り繕うとせずに、ありのままの自分をさらけ出しましょう!
メラビアンの法則を活かした恋愛テクニック!
では、メラビアンの法則を恋愛に活かしましょう!
メラビアンの法則は第一印象、つまりまだそこまでコンタクトをとったことがない相手にのみ有効です。なので、熟練カップルや夫婦には効果がありませんのでご注意を。
そこでまずは状況を見極めます。有効的に効果が発揮される状況はこんなときです。
- 初デート(初対面のとき)
- 合コン
- 自己紹介
のときです。初めて異性と会うときが有効ということですね。
デート前の準備
人の印象は見た目で55%決まりますので、服装や髪型には注意を払いましょう。
服装や髪型は好みによって良い悪いが決まります。例えば、ロックのような服装が好青年と捉える人もいれば、怖い印象を受ける人もいます。では初デートや合コンの際はどうすれば良いのでしょうか。答えは万人受けする服装を選ぶことです。男性であればスーツやカジュアルなジャケットが無難でしょう。女性は、、、難しいですが清楚な服装が望ましいでしょう。もちろん、お互いの趣味などがわかっている場合は、それに合わせた服装や髪型で挑むべきです。
デート中の注意点
服装が良くても表情やしぐさがダメだったら印象は最悪です。勘違いしている人も多いのですが、上手に話さなければならないというわけではありません。
「私、人見知りだから話すことが苦手で…」なんて人も大丈夫です。無理に話す必要はありません。
ポイントはリアクションです。
相手が話しているとき、表情豊かにリアクションをすることが理想です。
例えば、相手が「私、実は体操部だったんですよ〜」と言ったときは、驚いた表情をしたり、相手が笑ったら、あなたも笑ったりと、時と場合に合わせてリアクションするだけでも、あなたの印象は変わります。
それも難しい、、、という方もいるでしょう。
そういう方は「あいづち」だけでもしてください。それだけで印象は格段に上がります。
自己紹介
自己紹介は大人になっても緊張するものです。
自己紹介に関しても、話す内容は気にしないでください。
変に笑いを取ろうなんてする必要もありません。
笑顔で、ハッキリした口調で、普通のことを言えばいいのです。
合コンで自己紹介をしても、全員の名前を覚えている人は少ないはずです。
そのぐらい、初対面の場合なら、言葉の印象が少ないということです。
ですが、笑顔が良かったとか、声が大きかったなどの視覚的な印象は残っているはずです。
自己紹介の内容はごく普通でも、自信を持って、表情豊かにハッキリと話すだけで、あなたは好印象を獲得することができます。
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メラビアンの法則をまとめてみた
メラビアンの法則とは、人の印象は、見た目が55%、話し方が38%、言葉が7%の割合で印象付けられるという心理理論です。
条件は、初対面(初対面に近い)状況の相手であることです。
人見知りで話す内容がわからず緊張する必要なんてありません。
笑顔でハッキリとした口調で話すだけで、あなたの印象は格段にアップします。
人は見た目が重要だということですね。