コーヒーダイエットってあまり聞きなれない言葉ですよね。
知っている人は知っている、最近ちょっとづつ話題になりつつあるダイエット方法です。
コーヒーダイエットとは、その名の通り、単にコーヒーを飲むだけのダイエット方法です。
本当にコーヒーを飲むだけで痩せるの??
そう思った方も多いと思います。
「実は、普段飲むコーヒーにダイエット効果がありました!!」
なんて言われても、疑いの目で見る人が多いはず…
まずは、結論から言いましょう。
コーヒーダイエットは、クロロゲン酸の脂肪吸収抑制効果とカフェインによる脂肪燃焼効果により、効果的にダイエットができます。
どういうこと??
そう考えた人が多いはずです。
なので、今回は、コーヒーダイエットについて詳細に説明いたします。
そして、効果的なコーヒーダイエットの方法についても詳しくお伝えしましょう。
ここで、日本人が普段どのくらいコーヒーを飲飲んでいるのかデータをお見せしましょう。
旅行口コミサイトのトリップアドバイザーが世界のコーヒー消費量を調べていますが、その調査結果によると、日本の一人当たりのコーヒーの年間消費量は461杯です。
つまり、皆さん、1日1杯はコーヒーを飲んでいる計算になります。
世界コーヒー消費量ランキングでいうと第30位!
日本人って意外とコーヒー好きなんですね。
※全日本コーヒー協会『日本のコーヒー需給表』より。http://coffee.ajca.or.jp/wp-content/uploads/2017/01/data00_2017_0112.pdf
目次
- コーヒーダイエットは、クロロゲン酸の脂肪吸収を抑える効果とカフェインによる脂肪を燃やす効果を期待するダイエットです。
- クロロゲン酸とは、体を綺麗に保つ栄養素。
- クロロゲン酸には、脂肪の蓄積を抑える効果があります。
- カフェインは、摂取量を間違えてはいけません。
- カフェインの適正な摂取量は1日コーヒー5杯分。ただし、妊娠中には注意が必要です!
- カフェインを摂取するメリットは、記憶力の向上と疲労回復です。
- カフェインには、脂肪を燃焼を促進する効果があります。
- コーヒーを飲んだ後に運動するとさらにダイエットの効果が高まります。
- コーヒーダイエットの注意点
- インスタントコーヒーでもダイエット効果はあります。
- コーヒーは、100mlで5カロリーです。
- まとめ
コーヒーダイエットは、クロロゲン酸の脂肪吸収を抑える効果とカフェインによる脂肪を燃やす効果を期待するダイエットです。
コーヒーに含まれているクロロゲン酸とカフェインによってダイエット効果が期待できます。
クロロゲン酸とカフェインには脂肪吸収阻害効果と脂肪燃焼効果があると言われています。
クロロゲン酸には、脂肪を吸収を阻害する効果、カフェインには、脂肪を燃焼する効果があります。
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クロロゲン酸とは、体を綺麗に保つ栄養素。
カフェインならまだしも、クロロゲン酸ってなんだよ!って思われた方が多いと思います。
そこで、クロロゲン酸について説明していきます。
クロロゲン酸とは、ポリフェノールとも呼ばれ、強い抗酸化作用がある栄養素です。ポリフェノールという言葉はみなさん一度はきたことがあるのではないでしょうか。
コーヒー1杯(約100ml)に約200mgのクロロゲン酸が含まれており、実はカフェインの量よりも多いのです。コーヒーの茶黒色や苦味、香りの元となっているのがクロロゲン酸です。
クロロゲン酸は、自然界に多く散布しています。なぜなら、クロロゲン酸は植物が作り出す抗酸化作用のある物質で、分子内に複数のフェノール性-OH基を持っています。
クロロゲン酸には、脂肪の蓄積を抑える効果があります。
特に、脂肪肝(肝臓に中性脂肪が溜まること)を抑えることに適しており、肝炎などの病気の事前予防にもなります。脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が溜まった状態のことを言います。脂肪肝はメタボリックシンドロームの原因だと言われております。
1日に消費するエネルギー以上に食べ過ぎてしまうと、人は太ります。摂りすぎたエネルギーは、中性脂肪につくりかえられ、肝臓などの内臓の脂肪や皮下脂肪として蓄積されます。クロロゲン酸には、内臓脂肪や皮下脂肪が蓄積される前に、脂肪吸収を抑制する効果があるのです。
また、最近コーヒーが、がんの発症リスクを抑えることが論文で発表され話題になっていますが、これはクロロゲン酸による抗酸化作用が効果の源だと言われています。
抗酸化作用とはなんなのか、簡単に説明します。
私たち人間は呼吸によって酸素を吸い込んで二酸化炭素を吐き出しています。体内に取り入れた酸素はエネルギーの源となりますが、その過程で一部の酸素が酸化力の強い活性酸素に変化します。
イメージ的には、火を燃やすと燃えかすが残りますが、活性酸素はその燃えかすみたいなものです。
この活性酸素が体内で増えすぎると、血管や細胞にダメージを与え、次第に体の内側がサビていきます。怖いですね。体内がサビていくと、がんなどの病気の原因となります。
抗酸化作用とは、活性酸素を抑える動きのことをいいます。
さらに、クロロゲン酸には、脂肪代謝調整効果や講習抑制効果、疲労回復効果、糖尿病予防効果などがあります。
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カフェインは、摂取量を間違えてはいけません。
カフェインという言葉は誰しも一度は聞いたことがあるでしょう。眠れなくなる成分というイメージが強いのではないでしょうか。
そもそもカフェインとは、アルカロイドという化合物の仲間です。覚醒作用や解熱鎮痛作用の効果があります。
カフェインと聞くとマイナスのイメージを持つ方も多いと思います。例えば、胃痛や高血圧の原因となったりなどなど。
結論から言うと、カフェインにはメリットデメリットがありますが、摂取量を間違わなければ体に害はありません。
カフェインの適正な摂取量は1日コーヒー5杯分。ただし、妊娠中には注意が必要です!
カフェインの適正摂取量は、成人の場合、1日300mgです。300mg以内であれば、体への悪影響はありません。
500mg以上になると、体質によっては、睡眠障害、神経過敏などの急性中毒に陥ることがありますので注意が必要です。
また、胃液の分泌が促進されることによって胃痛の原因になったり、血圧を上昇させるので高血圧な人は注意が必要です。
コーヒー1杯(約100ml)に含まれるカフェインは約60mgです。そのため、1日コーヒー5杯までに押さえておいたほうが良いでしょう。
下の表は、飲料の種類別100mlあたりに含まれるカフェイン量です。
※東京福祉大学 短期大学部 栗原久『日常生活におけるカフェイン摂取-作用機序と安全評価-』より。https://gair.media.gunma-u.ac.jp/dspace/bitstream/10087/10162/1/%E7%B4%80%E8%A6%81Vol6-2_p109-1-1_kuribara.pdfをもとに作成
また、妊娠中はカフェインの摂取を控えたほうが良いでしょう。
発表には、妊娠中でも300mg以下の摂取であれば母体にも、お腹の中の赤ちゃんにも影響はないとされています。
ですが、カフェインには利尿作用という効果もあります。
利尿作用とは、簡単に言うと、尿が近くなる事です。
妊娠中でなければメリットが大きいのですが、お腹に赤ちゃんがいる状態のときは、尿が近くな
ることはあまりよろしくありません。
なぜなら、お腹の赤ちゃんの栄養素であるカルシウムが尿で排出されてしまうからです。
なので、妊娠中のカフェイン摂取は控えたほうが良いでしょう。
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カフェインを摂取するメリットは、記憶力の向上と疲労回復です。
カフェインは、摂取量を間違わなければ、人体に有毒な影響はなく、逆に、メリットが大きい栄
養素です。
メリットの1つ目は記憶力の向上です。
ジョン・ホプキンス大学の研究論文によれば、カフェイン摂取後の24時間は集中力が高まり、記憶力が向上したというデータを発表しました。
また、勉強中にコーヒーが飲みたくなるのは、勉強することで、頭を使ってしまっているため、脳がコーヒーを飲めば集中力が高まり、記憶力が向上するコーヒーを欲しがっている状態だそう
です。脳は、コーヒーを飲めば集中力が高まることを覚えているのです。
2つ目は、疲労回復効果です。
大脳の精神機能を高めることで、視覚や聴覚などの感覚機能や知能機能を活性化する働きや、疲労回復効果もあります。
カフェインには、脂肪を燃焼を促進する効果があります。
メリット3つ目は、何と言ってもダイエット効果です。
カフェインには脂肪燃焼効果があります。
その仕組みを説明するにあたり、人間の神経の仕組みを理解しなければなりません。
神経には2種類あります。運動しているときや緊張しているとき、興奮しているときに働く神経を交感神経といいます。
逆に、安静にしているときや、リラックスしているときに働く神経を副交感神経といいます。
交感神経が働いているときは、細胞が活発になるので、エネルギーを多く消費します。
副交感神経が働いているときは、細胞が静まり返っている状態で、エネルギーを取り込みやすい状態になっています。神経は、副交感神経のときにエネルギーを補充し、交感神経でエネルギーを使うという仕組みになっています。
カフェインはこの、交感神経を活発にする効果があります。交感神経が活発になると、毛細血管にある神経に「交感神経が活性化するから、血管を細くして!」と脳から指示がとび、血管が縮
小します。つまり、コーヒーを飲むことで、交感神経が働き、いつも以上にエネルギーを多く消費することで、脂肪が燃焼されるということです。
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コーヒーを飲んだ後に運動するとさらにダイエットの効果が高まります。
コーヒーダイエットを行うことで、口コミでは2ヶ月で4kgも痩せたとの声が上がっています。
コーヒーダイエットは、クロロゲン酸とカフェインの脂肪燃焼効果を期待するダイエット方法だということを説明いたしました。
では、ここからは、コーヒーダイエットをより効率的かつ、効果的に行うための方法を伝授いたします。
コーヒーを飲むタイミングは、毎食後に1杯飲むことをオススメします。
タイミングとして、寝る前に飲むことはオススメしません。コーヒーを飲むことで、カフェインにより交感神経が刺激され、眠れなくなってしまうからです。
もし、1日3杯飲み続けることが辛い方は、夕食後の1杯だけ飲んでください。
食後に飲むことで、クロロゲン酸効果により食事で摂取したエネルギーが脂肪として蓄積されることを防ぎ、カフェイン効果で、交感神経が活性化し、エネルギーが消費され、脂肪燃焼につな
がるからです。
さらに、コーヒーを飲んでから20分以内に運動をすることがコーヒーダイエットの効果を最大限に発揮します。
クロロゲン酸とカフェインは、コーヒーを飲んでから20分後にその効果を発揮します。
カフェインにより、交感神経が刺激され、エネルギーが消費されますが、その消費されたエネルギーの大半は、体内に残ります。それがまた、脂肪に変わるので、結局は多少の脂肪が燃焼され
ただけで、目に見える効果はありません。
コーヒーを飲んだ20分後に運動をすることで、カフェインにより消費されたエネルギーを体の外へ出すことができ、クロロゲン酸により、脂肪の蓄積を抑えていますので、新たに脂肪がつくこ
とを防ぎます。
運動の種類は有酸素運動が良いでしょう。たとえば、ジョギングなどです。
コーヒーダイエットの注意点
コーヒーダイエットの真髄は、毎食後の1日3杯コーヒーを飲み、コーヒーを飲んだ後20分以内に運動をすることで効果が最大限に発揮されます。
これだけで、ダイエット効果は抜群にあり、かつ、健康的に痩せることができます。
コーヒーダイエットを行ううえで、他の注意点を箇条書きにまとめました。
・80度前後のお湯でコーヒーをつくってください。
クロロゲン酸の弱点は、熱です。ホットコーヒーをつくるときに熱湯を注ぐと思いますが、その時点でクロロゲン酸が失われてしまいます。
なので、80度前後の温度でコーヒーをつくることで、クロロゲン酸が失われる数が格段に減ります。
・やっぱり、砂糖は控えめに!
ここは、仕方ないです。ダイエットの目的であれば、やはり砂糖は控えめにしておくべきでしょう。
砂糖は直接、脂肪に変わりますので、カフェイン効果の邪魔になってしまいます。
・継続的に飲みつづけること。
口コミでは、コーヒーダイエットに効果があったと感じている人の割合は50%のようです。半分の人がコーヒーダイエットの効果を感じていないようです。その原因は、継続して続けていないからです。カフェインには、利尿作用があるので、一時的に排出した水分量分、体重が減りますが、それは水分が減ったからで、脂肪が減ったわけではありません。
また、逆に体重が増えたという人は、コーヒーに砂糖を混ぜているとか、コーヒーにダイエット効果があるからといって、食事を多めに取ってしまっている方が多いからです。コーヒーダイエットは、比較的、他のダイエットと比べて、毎日コーヒーを飲むだけなので、楽な方法です。ですので、最低でも1日1杯は飲み続けましょう。
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インスタントコーヒーでもダイエット効果はあります。
インスタントコーヒーでも良いです。ただ、ドリップコーヒー100mlあたりのカフェイン量は60mgに対して、インスタントコーヒーは43mgです。
そんなに大きな違いはないので、どちらでも良いといえば良いのですが、強いて言えば、カフェインを含む量の観点から、ドリップの方が効果的だと言えます。ドリップの場合、ドリップの場合、クロロゲン酸は熱に弱いため、豆を選ぶときは浅煎が良い でしょう。
80度前後の熱湯でお湯を沸かすことも忘れてはいけません。缶コーヒーの注意点は、砂糖入りはカロリーが高いため、ブラックか微糖を飲むということです。
個人的には、インスタントコーヒーをオススメします。
なぜなら、ドリップコーヒーは、つくるのが、めんどくさいからです。
そもそも、毎日ちゃんと運動して、きちんとした生活をしている人は太りません。
生活面でどこかしら、「めんどくさい」と思いだらけてしまうので、太ってしまうのです。
なので、ドリップコーヒーだと、次第につくるのがめんどうに思えてきてしまう恐れがあるので、簡単かつ便利なインスタントをオススメします。
コーヒーは、100mlで5カロリーです。
カロリーは、一般的に100mlで約5カロリーと言われています。小さじ1杯の砂糖で20カロリーあります。
市販のブラックコーヒーは、100mlあたり5カロリー以下であればカロリーゼロ!と表示することが許されているため、「ノンカロリーだから大丈夫!」と思って安心してはいけません。
コーヒーを1杯飲むだけでは、そんなに気にすることのないカロリーですので、低カロリーという点でも、コーヒーダイエットの効果が期待できます。
まとめ
コーヒーダイエットについて詳しく見ていきました。
いろいろ話しましたので、頭が混乱している人も多いでしょう。
そんな方は、このまとめを見てください。
コーヒーダイエットは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸の脂肪蓄積抑制効果と、カフェインの脂肪燃焼効果によるダイエット方法です。
クロロゲン酸には、体内への脂肪吸収を抑える効果があり、新たに、脂肪をつくことを抑制します。
カフェインには、交感神経を刺激し、エネルギーを通常より多く消費する効果があるので、脂肪燃焼効果があります。
コーヒーは毎食後、1日3杯飲むことがオススメです。
また、コーヒーを飲んだ20分後に運動をすることでさらに効果が発揮されます。
注意点としては、
・80度前後の温度でコーヒーを淹れる。
・砂糖は控えめにする。
・継続的に飲み続ける
の3つです。
どうでしょう。コーヒーダイエットの仕組みは理解できましたでしょうか。先ほどお話ししたように、コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸にはダイエット以外の効果も期待できますから、健康にも良いですね。
この記事を参考に、ぜひコーヒーダイエットを実践してみてください。
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