失恋って本当に辛いですよね。何をしていてもぼんやり、心ここにあらず。仕事が手につかなくなってしまうこともありますよね。「どうせ私なんてダメだ」と自分に自信を無くしたり将来を悲観したり、たった一回の失恋が性格や人生観を変えてしまうほど、失恋の痛みってすごいですよね。
一日のうち、失恋した辛さが一番大きくなる時間が朝です。仕事にも行かなければならないのに、一気に気分が落ちてしまって大きな喪失感を感じたり、「もう私なんてダメだ、結婚は無理だし人生辛いことしか待ってない」と失恋のダメージから一気に自身の将来すら悲観してしまうこともありますよね。いつになったら元気になるのか、ずっとこの暗い気持ちで生きていくのかな…なんて深い悲しみでいっぱいで、自然と涙が止まらない日もありますよね。
私も失恋後は朝起きることがすごく辛くて、少しずつ前を向かなきゃ!とは思いながらもまた憂鬱になるなど、2歩進んでは1歩下がってを繰り返しました。失恋後の朝を少しでも楽にする手助けができれば幸いです。
目次
失恋後に朝が辛いのは、心が逃げ場を無くしているから
失恋後って、現実逃避しちゃいますよね。「あんなに愛し合っていたんだから、あの人が私を振るなんて、絶対にないよ」と考えるでしょう?「あんなに好きでいてくれた人が、どこかにいってしまうわけがない」と思ってしまうでしょう。
そんな考えが頭から抜けないでいると、一緒にいた頃の楽しい思い出が蘇って、あの人の言葉、笑顔、仕草全てが、まるで今でも付き合っているかのように鮮明に目の前を横切ります。幸せだった頃の思い出が頭によぎり続けると、自然にこのように思うようになります。
「あんなに好きだよって言ってくれてた人が、私を置いていくわけないよ」と。
「いろんなことがあるだろうけど、これからどんどん好きになっていくんだと思う」「何があっても、そばにいるよ」って言われていたら、「今はきっと気の迷いで、あの人は絶対に私のそばにいてくれる!」と思ってしまいます。実際は別れているのですが、失恋したという状況から逃げるために、「きっと何か理由があるんだよね」と、元恋人の言葉を肯定します。
「きっとあの人はまだ、私のことが好きなんだよ」と思い込むわけです。心が失恋という痛みに対し、逃げ場を無くしてしまっているんですよね。
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失恋後に辛いのは、あの人への執着
現実逃避は早い人で半日、長くて3ヶ月だとされています。私の場合は1年ほどかかりました。
失恋後の心境って、気持ちが落ち込むというよりは、気が立っている感情に近いです。心理学ではこのことを「執着の心理」と言って、元恋人に対して、精神的にしがみついている状態を意味しています。
私の場合、結婚を考えていたのであまりに唐突な終わり方にひどく落ち込みましたし、本当に真剣だったので、失恋による苦しみは耐え難いものでした。朝起きるといつも恋人から「おはよう!」のLINEがきていたのにな…なんて、ちょっとしたことでも朝は大きく落ち込みますよね。目を閉じるとこれまでの彼女とのいろんな思い出が脳裏に蘇ってきて、かえって辛くなりました。
友人に相談しても「素敵な人はこの世にたくさんいるよ」とアドバイスをもらっても、私の心には何も響きませんでしたし、むしろその逆で「あの人はこの世に1人しかいないんだよ・・・」と、元恋人への未練がどんどん強くなっていきました。
失恋した朝の辛さはセロトニンの影響
失恋による朝の辛さに大きく関与しているホルモンバランスですが、中でもセロトニンという物質が特に重大な役割を果たしています。セロトニンは、幸せのホルモンと言われているほど、心の状況に応じて分泌される物質です。
セロトニンは目が覚めてから分泌が始まるのですが、朝の時間帯はセロトニンが少ないので、辛さが非常に強くなります。さらにセロトニンの分泌量はストレスを受けると減ってしまうので、失恋のショックでセロトニンが抑制されてしまうことで朝が辛くなってしまうのです。
特に執着の心理が働いている状況ではマイナスの感情になりやすいため、セロトニンは減ってしまうとされています。
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失恋後の朝が死ぬほど辛くて動けない時は要注意
朝ウォーキングに出かけるどころか、朝は一切動けない…といった方は要注意です。元恋人に執着してしまっていて、頭から離れられない状態になっています。
冷静になってみると別れたことは頭では理解できているけど、「やっぱり、諦めきれない」とか「元恋人はまだ、私のことが好きで、またヨリを戻すことができるんじゃないか」と考えてしまいます。現実は振られているのでその恋が叶う可能性は低いのですが、振られた本人は「まだやっぱり好きなんだよ」「もう一回だけでもチャンスがあれば・・・」と考えてしまって、最悪の場合、ストーカーに発展する可能性もあります。
振られたという事実は理解できても、一緒にいたこれまでというのは確かに存在していたので、「死ぬほど好きなんだ!」ということをもう一度真剣に伝えれば戻ってきてもらえると思ってしまいます。しつこくLINEや電話をしてしまったり、偶然を装って家の近くまで行って見たりと、元恋人の拒否が増えれば増えるほどどんどんエスカレートしてしまい、最終的に私は元恋人から全ての連絡先を拒否・ブロックされてしまいました。
(西野カナ 『会いたくて会いたくて』)
西野カナさんの言う通りですよ。頭ではわかってても、気持ちが止まってくれないんですよね。
「何がいけなかったんだろう。あの時もっとこうしていたらうまくいったのかな…」
「どうして自分ばかりこんな苦しい思いをしないといけないのかな…」
と、あまりの辛さに考え方がマイナスの方向へドンドン傾いていきました。
元恋人のいない世界に生きていても意味はないと思い、何度も自殺を考えたこともありましたが、自殺したからといって元恋人が帰ってくるはずがありません。私は運よくそこで立ち止まることができて、ストーカー行為がそれ以上進むことはありませんでしたが、元恋人からブロックされていなければ、今頃は刑務所にいたかもしれません。
元恋人とは気心知れた仲だったので、私のことを案じて、わざとブロックしてくれたのかもしれません。
もし、動けないほど朝が死ぬほど辛い方は、少し考えてみてください。
元恋人は、別れたいと本気で思ったから、別れたんだと思います。中途半端な気持ちで「別れよう」なんて言葉を使う人ではないはずです。あなたのことを本気で想って、考えた結果「別れる」ことを選んだのだと思います。付き合いが長ければ長いほど、お互いのことをよく知っていればいるほど、「別れる」という決断をすることはすごく苦しいはずです。元恋人の苦渋の決断を無駄にしないであげてください。
もうちょっとだけ距離を置いて考えて見ると、時間が解決してくれるはずです。
失恋して辛いのは、それだけあの人を愛していた証
失恋をすると、心はボロボロになります。相手のことを真剣に考えていればいるほど、その痛みは大きいはずです。
朝はセロトニンが減少しているため、特に辛く感じると思いますが、それも時間が解決します。
なぜなら、人が失恋をしたら
現実逃避
↓
現実を受け入れる
↓
少しずつ前を向こうとする
という道筋をたどるからです。これは、本気で恋をした人ならわかると思います。
よく、「失恋から立ち直るためにはどうしたら良い?」という質問に、「新しい素敵な人を探す」とか、「頭の中から消す、考えない」とかアドバイスをする人もいますが、そんなことでは解決しないと思います。
本当に好きな人との別れは、そんな簡単なものではないからです。失恋した後の心理状況は、あの人以上の人なんて絶対いないと考えているはずですし、考えないようにしても、どうしても頭に浮かんできてしまいます。
なので、失恋の傷は時間に癒してもらうのが一番なのではないかと思います。
失恋して、苦しくない人なんていないと思います。失恋して今苦しいのは、人間の脳の構造上、仕方のないことです。逆に、苦しくなかったら、あなたは人間ではありません。あなたがするべきことは、死ぬほど辛くて動けなくならないよう、自分の感情をコントロールし、記憶が薄れるまで時間が経つのを待つことなのです。
辛い時に、ただずっと何もしないで待っていても、気持ちは下を向いていくばかりなので、ウォーキング等々を組み合わせて、気持ちをコントロールしてください。
セロトニンの分泌を促す方法に関しては以下の動画にまとまっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ
失恋後の朝が辛いのは、心が逃げ場を無くしているから
朝の辛さの原因はセロトニンが減少している
失恋の痛みは、時間でしか解決できない
今は毎朝辛いかもしれませんが、いずれ時間が解決します。少しずつ、あなたらしい1歩を歩んでください!
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「君と僕は、合わないんだと思う」
私が大好きだったあの人から別れ際に言われた言葉です。私はこの言葉に、鈍器で心を打ち砕かれたような気持ちになりました。これまで隣にいることが当然だったあの人がいなくなってしまったショックで、私は一時期生きている意味がわからなくなりました。あの人は今、どこで、誰と、何をしているのか。私は何をどうすれば良かったのか。
これまでの全てが、「私」そのものが、何もかもがわからなくなったのです。
何を選び、行動してもあの人は私から逃げていってしまうような気がして、心の中にいる「あの人」は何も答えてはくれないので、私の行動が正しいのかどうかを周りの友人に聞くようになりました。
完全に依存です。
私がどうしたいのか?よりも、あの人はどう思うのか?ということだけを気にして、自分の気持ちを押し殺しながら毎日を必死に生きていました。
でも、この状態ではあの人の鎖はずっと解けないし、失意の底に沈んだまま。失恋の苦しみが癒えることはないし、あの人との関係性を戻すこともできません。失恋の傷は深ければ深いほど、自分を傷つけ、絶望と孤独、そして危機感に近い恐怖を私たちの心に植えつけ、立ち直れなくなってしまいます。
あの人との思い出は全ての光を屈折させ、私の心には届かなくなります。
目に映る全てが美しく見えなくなります。
私の世界から「希望」という名のつくもの全てが消えてしまうのです。
しかし、失恋においては、考え方を変えるだけで心はグッと軽くなります。
どんな人でも失恋から立ち直れるし、魅力を上げることができる。自分を確立していく過程の中で、あの人との関係性もきっと見えてくる。
「失恋の辛さから一刻も早く立ち直りたい」「あの人の隣で、もう一度歩きたい」と心から願っている人にとっては、背中を押したいと思います。
コメントお待ちしてます。
記事を読んで、気持ちが楽になりました。失恋の痛みはまだまだ消えそうにありませんが、著者さんのアドバイスが、他のネットの誰の言葉よりも私には励みになりました。繰り返し読んで、何とか毎日を過ごしていきます。ありがとうございました。
温かいコメント、ありがとうございます。
失恋って本当に辛いですよね。特に朝は気持ち的にも弱くなってしまうので、とても辛いと思います。
ルルさんの想いや気持ちが一日でも早く前向きになることを、心から願っています。
こういう楽になった人が自分も経験者だからと言いつつ、第三者目線で語る話は今辛い人には恨めしいだけ。
調子に乗って今日も悩んでいる、辛い人を病気扱いするな。