最近、恋愛依存症という言葉を耳にする機会が多いのではないでしょうか。
恋愛依存症とは、ある特定の男性、または恋愛そのものに依存してしまう病気のことを言います。
「もしかして私、恋愛依存症かもしれない」
病気と同じで早期発見しなければ、手遅れになることもあります。
そんな恋愛依存症ですが、一般的には”女性に多い病気”と言われています。
そこで今回は、恋愛依存症になりやすい女性の特徴や症状、原因についてまとめました。
また、恋愛依存症を患った女性たちのリアルな声もお届けします。
もしかしたらあなたも恋愛依存症かもしれません。
目次
恋愛依存症は麻薬中毒者の依存と同レベル
恋愛依存症とはその名の通り、恋愛に依存する病気のことを言います。
具体的には、ある特定の男性や、恋愛そのものに依存してしまうことです。
例えば、
「寝る前、急に孤独感に襲われて寂しくなってしまい、話し相手の男性を探してしまう」
などです。
恋愛依存症を発症すると、もはや恋愛なしでは生きれなくなります。
常に男性が恋しくなり、誰かに寄り添ってなければ安心できません。
そうなると、最悪の場合、うつ病に発展したり、ストーカーで逮捕されたり、自殺してしまうケースもあります。
「私は一体、何をしているんだろう。」と後悔はするけれど、気づいたらまた男性を求める自分がいることに虚無感を感じる日々が続いてしまいます。自分の価値を下げてしまっているように感じてしまいます。
恋愛とはいえ、心理的には、麻薬中毒者、アルコール依存症、ギャンブル依存症の人と同じ領域に分類されます。
恋愛依存症は一時的な精神の乱れだと甘くみてはいけません。恋愛依存症は恐ろしい病気です。
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女性特有の「親和欲求」が恋愛依存症を発症
恋愛依存症という病気が女性に多い理由を一言でいうなら、「一人が不安だから」でしょう。
心理学ではことのとを「親和欲求」と言います。
親和欲求とは、誰かと一緒いにたい心理のことです。親和欲求は誰にでもありますが、特に女性が強く、恋愛依存症は、親和欲求が異常に発展した状態とも言えます。
私たち人間は本能的に、誰かに必要とされることで、自身の存在意義を確認するようにできています。
その確認方法がコミュニケーションです。原始時代、男性が狩りに行っている間、女性はコミュニケーションで集落を守ってきました。そのDNAが刻まれています。そのため、女性は男性より協調性が高く、感情も豊かです。
コミュニケーションをとることで、必要とされていることを実感しますよね。
逆を言うなら、コミュニケーションを取らなければ、実感することができません。
だから、一人になると孤独感を感じたり、不安になったりします。
その不安が親和欲求を刺激することで、寄り添ってくれる男性を求めてしまい、恋愛依存症に発展してしまうのです。
男性は孤独を楽しむことができます。本を読んだりスマホをいじったり、一匹狼という言葉があるように、男性の中には孤独をカッコイイと考える人もいます。
一方、女性は常に集団意識を持って行動します。周りからの自分の評価や立ち位置を理解して、その雰囲気に合わせて適切な発言や行動をすることができます。
男性ってすぐ意地はってケンカしますよね。「こうすれば平和に解決できるのに、なんでそんなことするの?」と思うことはありませんか?それは、男性は親和欲求が低く、「別に全員敵になっても構わない」と考えているからです。そもそも協調性がないんですね。
女性特有の親和欲求は、「誰かと一緒にいたい」本能ですが、決してデメリットなことではなく、このようなメリットもあるのです。
恋愛依存症になりやすい女性の特徴の6選!
女性が恋愛依存症になる主な原因を6つ紹介します。当てはまる項目はありますか?
- 男性からの優しさがクセになる
優しい男性が嫌いな人、いませんよね?女性の皆さんはは常日頃から苦労しています。仕事上の人間関係、プライベートの不自由など、さまざまなストレスを抱えているとき、気持ちを理解して支えてくれる優しい男性がいたら、やっぱりその優しさに甘えてしまいます。甘えることは決して悪いことではありません。ですが、甘えすぎは良くないです。なぜなら、クセになるからです。
彼氏が私の甘えを聞いてくれる幸せを一度覚えてしまったら、別れが来たときその生活を急に変えることができなくなります。そして、また新しい彼氏をつくって、別れては、付き合ってを繰り返し、恋愛依存症に発展します。
ちなみにですが、優しすぎる男性の心理は基本的に、カラダ目的が多いことがわかっています。そこに本当の愛はありません。男性は、あなたとセックスするためなら、男性はいくらでも優しくなれることを充分理解してください。 - 家庭環境に愛情がなかった
これはあなたのせいではありませんが、幼少期、両親が家におらず、一人で過ごす期間が長がったり、勉強ばかりさせられて遊ぶことを知らないまま育ってしまったら、恋愛依存症になりやすいことがわかっています。
親からの愛情が足りないと、愛に飢えてしまい、大人になって男性に愛を求めるようになってしまいます。 - 甘やかされて育った/愛情を受けすぎた
逆に愛情を注がれすぎて甘やかされて育ってしまっても、恋愛依存症に発展します。なんでも買ってくれたり、怒られたことがほとんどない女性は、大人になるとちょっとしたことで挫折することが多く、その挫折の辛さから逃げるように男性を求めます。
「私が挫折しても男は助けてくれる」ことを知ってしまったら、次第に、弱い自分を演じるようになり、恋愛依存症にまで発展します。
愛情を受けて来なくても甘やかされても恋愛依存症になりやすいということです。適切な愛情を受けて育つことが一番良いということです。
- 男を知らない
高校まで女子高でした、大学まで女子大でした、という女性は恋愛依存症になりやすいでしょう。基本的に女性は、思春期の男性の姿を見ることで男性がどんな生き物であるかを学びます。
ですが、思春期に男性を見てこなかった女性は、男性がどういうものか知りません。そのため、一度、男性の温もりを知ってしまったときの衝撃は大きいでしょう。その分、依存症になることが多いです。
また、ずっと女子校に通ってたはずなのに、付き合った人数が多い女性いませんか?その女性も基本的に男を知りません。なぜなら、付き合った男性が男の全てだと思い込んでいるため、それが当たり前だと思っているからです。そのような女性は、付き合うことが”当たり前”になってしまい、恋愛依存症に発展します。 - 周りの環境が恋愛依存体質
友達や職場環境など、周りの環境で女性は大きく左右されます。女性は周囲に合わせる強調本能が強いためです。そのため、友達が恋愛依存体質であれば、あなたも恋愛依存になることがあります。
例えば、「付き合った人数が多いと言えるのは何人から?」という質問に対し、3人でも多いと答えるグループもいれば、10人でも少ないと返答するグループもいます。もちろん、10人でも少ないと答えるグループに所属していた方が恋愛依存症になりやすいです。
今あなたが属している友達は大切にすべきですが、その考え方が全てだと思わないことが大切なんですね。 - 辛い失恋を経験した
失恋から恋愛依存症に発展するケースも少なくありません。失恋して辛いと感じるのは、本気で恋していたからです。その辛さを紛らわすために、新しい彼氏をつくっては、また別れ、付き合っては別れを繰り返すと、恋愛依存症に発展します。
失恋が原因で起こる恋愛依存症についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、お読みください。
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恋愛依存症の初期症状10項目をチェック!
恋愛依存症の初期段階に見られる症状10項目をご紹介します。どれもまだ軽度なものですが、軽視すると後に紹介するとんでもない病気に発展します。当てはまる項目があれば意識して改善することをオススメします。ではチェックしてみましょう!
- LINEやメールを常にチェック
好きな人や彼氏かからのLINEの返信が遅いと不安になりませんか?「何してるんだろう、もしかしたら浮気しているかも」と考えてしまいます。これは依存の表れです。 - 好きな人中心の生活
仕事やプライベートより、好きな人や恋人中心の生活を送っているなら、依存傾向にあるかもしれません。好きな人と一緒にいる時間が何よりの幸せだという気持ち、わかりますけどね。 - いい子でいなきゃ嫌われる
何より好きな人から嫌われることが怖い。だから、いい子でいなきゃ。このような考え方をすると、相手の態度ばかり気になって、息苦しく感じてしまいます。このままでは、恋愛依存症に発展するかもしれません。 - ファッションやメイクを変える
好きな男性に「かわいい」と言われたいから、ファッションやメイクを、彼氏と付き合う度に変えている女性は恋愛依存症患者の行動パターンです。
ファッションやメイクは自分を表現するためにありますが、相手に合わせるという行為は、相手中心の考え方ということなので、依存しやすくなります。
- すぐにセックスする
出会って初日なのに家やホテルに行ってしまう、彼氏とは会うたびにセックスしているなど、すぐに肉体関係を持つ女性は恋愛依存症でしょう。セックスでしか愛情を感じることができなくなってしまうと、浮気や不倫にも発展します。 - 好きな人の行動を監視
好きな人の行動をSNSで知ることはよくありますが、それが発展して、GPSをつけているなら依存傾向にあると言えます。常に行動を把握しておかないと落ち着かないんですね。 - モテ男、チャラ男、ダメ男が好き
モテ男、チャラ男、ダメ男が好きな女性いませんか?この三銃士は、女性で遊ぶことに命をかけています。だから女性の扱いが上手い。毎回そんな男性のことを好きになっているのなら、恋愛依存症かもしれません。 - 好きでない人と付き合う
好きじゃないけど寂しさを埋めてくれるなら。そう思って付き合っていたら、男性がいないと寂しさを感じるようになってしまいます。好きでないけど、とりあえずデートする、好きでないけどセックスはするなど、男性に飢えてしまいます。 - 男友達と遊ぶことに抵抗がない
男友達はあくまでも異性。同性の友達のように家に泊まりに行ったりしたらどんなことが起こるか、想像はつきます。しかし、恋愛依存体質の女性は、男友達と1対1で遊んだり、個室に行くことに抵抗がない人が多いです。 - 私のことを一番に考えて!
SNSを扱う暇があったら私とLINEして。家でゲームする暇があったら私とデートして。好きな人や彼氏が自分のことを一番に思ってくれないと怒りが湧いてきます。常に一緒にいなきゃ寂しい思いをしていませんか?
恋愛依存症の重度の症状とは?
恋愛依存症が原因で発展する精神病
恋愛依存症の症状を実際の記録から紹介します。恋愛依存症にも重度と軽度なものがありますので、まずは重度のものから紹介します。リアルな声が聞けますが、リアルすぎるので、一応、観覧注意としておきます。
①うつ病
恋愛依存症からうつ病に発展するケースが最も多いでしょう。他にも、
・彼氏がいない不安から自分を傷つける
・男性がいないと精神が落ち着かない
・彼氏がいない自分がかわいそうで、ネガティブモードになる
などです。また、今回の場合にもありましたが、若い時は相手をしてくれる男性を見つけることに苦労はしないでしょう。ですが、歳をとると、やっぱり男性は相手をしてくれなくなります。恋愛依存症が発症していれば、その後の人生、終わります。
②ストーカー
ストーカーの多くは自身がストーカーであることに気づきません。あくまでも好きの延長戦、あくまでも好きな人のためにしている行動だと認識しています。冷静に考えればこれがストーカーであることは確実ですが、恋愛依存症が発症すると、冷静な判断ができなくなり、好きな人への愛が大きすぎるが故に起こったことだと考えてしまいます。
③自殺
かなり病んでいることがわかりますよね。この場合、私は、不倫をする男性側が悪いとは思いますが、不倫だからこそ依存してしまう女性も少なくありません。また、男性は結婚しているので、その男性との恋が発展することはありません。だから、死ぬことで振り向かせるという狂気の考えになってしまいます。
上記3つはまだ恋愛依存症が重度の病気に発展したケースです。ですが決して珍しいことではありません。誰しも重度な病気に発展する可能性があります。
また、恋愛依存症患者の軽度な症状もご紹介しますので、チェックしてみてください。
- 一人になると孤独や寂しさを感じてしまう
特に寝る前など、孤独や寂しさに襲われることありませんか?そんなとき、LINEで話し相手になる男性を探してはいませんか? - 常に彼氏がいないと落ち着かない
彼氏がいないと居場所がなくなったような気がして不安になってしまう。彼氏という存在に寂しさを埋めることをを追いかけているなら、恋愛依存症の症状と言えます。 - 男性からの好感度を気にしすぎている
男性からの好感度を気にしすぎてはいませんか?服装やメイクなどはもちろんのこと、コミュニケーションでも男性からの目を気にして自分の意見を抑えて同調したり、とにかく男性から気に入られることに一生懸命な女性は恋愛依存症の症状のひとつです。 - リストカット
リストカットをする女性の心理は、「愛に飢えているから」です。愛されていないと、自分の存在意義が内容に感じてしまうため、リストカットをして、自分をアピールしているのです。リストカットも恋愛依存症の予備軍だと言えます。 - 被害妄想が激しい
ネガティブ思考になり、被害妄想が激しい人は、恋愛依存症の可能性があります。彼氏からのLINEが遅いのは、浮気をしているからだ。そう考えると、いてもたってもいられなくなり、職場に乗り込むなど、被害妄想が発展すると周りにも迷惑をかけてしまいます。
恋愛依存症は自分で気づきにくい!
恋愛依存症と診断される人は少ないです。その理由は、「自分で気づくことができない」からです。
恋愛依存症になると、自分がしていることは当たり前のことだと自分で自分を正当化してしまいます。「もしかしたら私、恋愛依存症かも」と発言している女性も、本心では「恋愛依存症ではない」と思っているから、そのような発言ができます。
恋愛依存症の発見には、まずは周りが気づくことが大切です。もし、この記事に書いてあることが当てはまる友達がいたら、「恋愛依存症」であることを気づかせるべきでしょう。
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恋愛依存症の辛さ。私の恋愛依存症体験を語ります。
恋愛依存症が一番辛いのは、「私が何者なのかわからなくなる」ことです。
そこで、当社に寄せられた恋愛依存症に関する投稿を一つ紹介します。
これを読んであなたはどう思いますか?
投稿者:恋愛依存症の女
私は恋愛依存症患者です。
一人になると孤独を感じて、
「私なんて誰からも必要とされていないんじゃないか」
「私なんて存在する意味ないんじゃないか」
と考えてしまいます。
その虚無感を埋めるために、毎晩LINEで私と話してくれる人を探していました。ほとんどの場合、その相手が男性でした。男性に連絡を送る理由は簡単で、手っ取り早く相手をしてくれるからです。
食事して、デートして、セックスもして、そうすることで、「あ、私は一人じゃない。誰かから必要とされているんだ。」と実感できたのです。人数で言うなら、そうですね。正直、50人は超えていると思います。
ですがあるとき、私の中で”寂しさ”が増幅していることに気づきました。
寂しさを埋めるために男性と会っていたのに、会う度に寂しさが襲ってくるようになりました。おかしな話ですよね。
その理由は簡単です。愛情を受け取っていなかったからです。私は相手の男性のことを好きでした。嘘と思われるかもしれませんが、50人全員のことを好きでした。だから私の全てを捧げて、尽くしていました。ですが、相手の男性は私のことを本当の意味で愛していなかったのです。単に「私のカラダが好きだった」それだけでした。
一方的な愛情が虚しくなります。架空の愛ばかり受けて、人間としての価値が下がってきているように感じました。
一人になると、物事をネガティブに考えてしまって、悩みが絶えなくなり、どうしようもないからまた、頼れる彼氏をつくる。そしてまた、私の価値が下がる。
恋愛依存症になった人ならわかると思います。辞めなきゃいけないことは、自分でもわかっているんです。ですが、本当に自分ではどうしようもないぐらい、孤独や不安、寂しさから逃れるために、男性と会って、セックスして、一瞬の安心を得てしまうんです。
しかも、相手の男性は言葉では「好きだよ」とか「愛してるよ」とか言ってくれます。優しくもしてくれます。ハグもしてくれます。だから、「私って愛されてるな」と思ってしまうんです。それが嘘っぱちであることになかなか気づくことができないんです。
私が恋愛依存症に気づくことができたのは、ある男性のおかげでした。これまでの男性とは違い、本当に私のことを愛してくれていました。なぜそう思えたのか、それは言葉では表すことができません。波長のようなものでしょうか。
彼と出会ったことで、今までの愛が薄っぺらく感じるようになりました。「今まで私は何をしていたんだろう」と本気で後悔しました。
私は、彼に本当のことを話しました。過去に50人以上の男性と関係を持ったことなど全て話しました。
彼は泣いていました。
「受け入れることは難しい」と言われました。
そして、別れました。
失恋のショックからカウンセリングに通ったことがきっかけで、自分が恋愛依存症であることを知りました。
私は、恋愛依存症が原因で、運命の人との婚期を逃しました。
今、33歳ですが独身です。
恋愛依存症の治療は5年ほど続いています。
最近では、発作が起きると彼氏ではなく一晩だけの関係も多くなり、浮気も絶えません。
本当に好きだった人との失恋のショックと、恋愛依存症の症状が重なり、前よりひどくなっているような気がします。
もう、自分がどうなってもいいと感じるときも多くなりました。孤独も大きくなりました。
今の私は、男性から抱かれることでしか生きる意味を見つけることができません。
(※個人情報及び、不適切な発言と考えられる文脈は変更しています。また、現在この方は他心療で現在も治療中です。)
いかかでしょうか。
恋愛依存症に悩む人のリアルな声、私はとても考えるものがありました。
恋愛依存症にも軽度、重度があります。この方は、まだ軽度に近いです。ですが、放っておくと重度の手がつけられないほどになる可能性があります。
あなたがもし少しでも恋愛依存症かもしれないと感じているなら、まずは決して軽視せず、意識することから始めてください。