恋愛依存症が辛い。失恋が原因で恋愛依存になる仕組みと症状。

恋愛依存症という病気を知っていますか?
恋愛依存症とは、その名の通り、恋愛に依存してしまう病気のことです。
恋人がいないと落ち着かない、恋愛していないと寂しいなど、あなたがもし、恋人や「付き合う」ことに執着しているのだとしたら、恋愛依存症かもしれません。
恋愛依存症になる原因は様々ですが、今回は特に、「失恋」が原因で発症してしまうケースについてお話しします。

恋愛依存症とは!?執着心が起こす病気。

恋愛依存症とは、付き合った相手、もしくは、「付き合う」ことそのものに依存してしまう病気のことです。
性格的に恋愛依存体質な人もいれば、ある特定の人にのみ依存してしまう人もいます。

一人になると、急に寂しさが襲ってきて、孤独感を感じてはいませんか?
恋愛依存症になると、物事をポジティブに考えることができなくなり、「私ってなんて寂しい人間なんだ」、「こんなに孤独な私って不幸な人」と考えてしまいます。
「隣に誰かいてほしい。」そんな人は恋愛依存症かもしれません。

また、彼氏中心の生活を送っていた人、失恋してもあの人に執着し続けている人も要注意です。
恋愛依存症を甘くみてはいけません。放っておくと、精神異常、うつ病、最悪の場合、自殺にまで発展してしまう恐ろしい病気です。

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失恋が原因で起こる恋愛依存症は「愛の深さ」が原因

失恋後に恋愛依存症を発症するケースも多いです。その原因は、「愛の深さ」です。
一生懸命尽くしていた、あの人のために身の回りのお世話もしたし、私の全てを捧げた。
とても素敵なことだと思います。それほどあの人のことを愛していたんですね。
ですが、あなたが捧げた”愛”、さらには、あの人から受け取った”愛”が深ければ深いほど、失恋のショックは大きく、どうしても忘れることができなくなります。

それは、心理学の世界では、「執着」と呼ばれています。執着とは、特定の人やモノにしがみついてはなさない心理のことを言います。
いわば、あの人自身、もしくはあの人から受けた”愛”にしがみついている状態のことです。
失恋が原因で起こる恋愛依存症は、愛が深すぎるが故に起こった「執着」が原因なんです。

恋愛依存症が辛い。脳のドーパミン分泌による依存現象。

その頃脳内では、大量のドーパミンが分泌されています。

ドーパミンとは
ドーパミンとは、中枢神経の伝達物質です。人が「幸せ」や「快楽」を感じたときに放出される物質一種です。ドーパミンはアドレナリンやノルアドレナリンの前駆体として有名です。

人の「幸せ」や「快楽」には「依存」がつきものです。

例えば、お酒。お酒を飲むと気分が良くなるのはドーパミンが分泌されているからですが、飲みすぎるとアルコール依存症になり治療が必要です。
また、恋愛依存症は薬物中毒者の脳内と瓜二つだと言われています。薬物も依存しますよね。

恋愛も同じです。あの人との恋愛は、脳内では大量のドーパミンが発生しています。
つまり、脳があの人との幸せに執着しているんです。恋愛依存症とは、脳内でドーパミンが分泌されたことによる、恋愛への執着心から生まれた依存症のことなんです。

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失恋による恋愛依存症の症状

失恋が原因で発症した恋愛依存症の症状についてご紹介します。「彼に夢中」と「彼に依存」はまた別の話です。もし当てはまったら、恋愛依存症についてしっかりと考えなければいけません。

  • 失恋後も別れたあの人中心の生活を送る
    別れているのに現実に思えなくて、「あの人が私を振るはずがない」と誰しも考えてしまいます。恋愛依存症の場合、その執着心が生活に支障が出てしまいます。例えば、別れいているのにもしかしたらあの人から連絡がくるかもしれないから、友達の誘いや仕事を断ったりしているなら、そうかもしれません。

  • 失恋後もあの人の行動を把握しようとする
    失恋後もあの人のことをどうしても忘れることができなくて、SNSで何をしているか調べたり、電話やLINEを大量に送ったり、職場や家の前で待ち伏せしてストーキングすることもあります。程度によりますが、これも恋愛依存症の症状の一つです。

  • 失恋の辛さを新しい恋で埋めようとする
    失恋はとても辛いです。同時に、孤独感や寂しさが襲ってきます。好きな人との「幸せ」を知ってしまったから、その寂しさはいつも以上に辛く感じてしまいます。恋愛依存症の人は、その辛さを新しい恋で埋めようとしてしまいます。次の恋は失敗したくないから、見放されないように、相手のファッションに合わせたり、価値観や考え方を共感したり、それでも寂しさが埋まらないなら、浮気もします。

  • 誰かに愛されていないと不安になる
    恋愛依存症になると、失恋後の孤独感から、誰かに愛されていないと自身の存在意義が無いように感じてしまいます。必然と、私を必要としてくれる人を探します。たとえその相手が、私のことを遊びとしか見ていなくても、求められれば出会って初日でもセックスしますし、来いと言われれば夜中でもタクシーに乗って行きます。

  • 異性で遊ぶ/好きになることを避ける
    失恋を経験すると、恋が怖くなってしまいます。もしまた本気で好きになって、別れることがあれば、またあの辛さが襲ってきてしまうからです。だけど、誰かに寄り添っていないと寂しさが埋まりません。そのため、恋愛依存症の人は、恋をするのではなく、異性で遊ぶ選択をする人も少なくはありません。そこに「好き」の気持ちはありませんが、デートしたり、セックスをすることで、孤独感を紛らわしているのです。

付き合い方が問題だった!?
失恋後に恋愛依存症が発症する付き合い方!

なぜこんなにも依存してしまうのでしょうか。それは「付き合い方」に問題があったからです。あなたがもしこのような付き合い方をしていたら、恋愛依存症に陥りやすくなります。当てはまる項目はありますか?

  • 相手の行動やスケジュールを把握する
    もしかしたら浮気しているかもしれない。そんな不安から、彼氏や彼女のSNSを日頃からチェックしたり、カレンダーを共有したり、GPSをつけて行動を監視したりしていませんでしたか?その執着心が別れた後も依存させているかもしれません。

  • 面倒を見て尽くしたい
    部屋に行って掃除してあげたり、ご飯の支度をしてあげたり、好きだからこそ「尽くしたい」という感情はとても素敵なことです。しかし、尽くすという感情は、執着心を仰ぐことになり、失恋後に恋愛依存症になるケースがあります。

  • ケンカとセックスを繰り返す
    価値観の違いや軽い行動から、ケンカしては仲直りをしてセックスをする。こんな付き合い方していませんでしたか?片方に依存傾向があるカップルの場合、よくぶつかります。そして、依存している方が謝るケースが多いです。いわゆる、アメとムチを繰り返すことで、依存してしまう人も少なくありません。

  • あの人さえいれば生きていける
    付き合っているとき、仕事や学業よりも、あの人中心の生活になっていませんでしたか?ずっと一緒にいないと不安だったり、顔色ばかりうかがって、自分の行動を制限してしまう。「人生、あの人さえいれば生きていける!」と考えていたとしたら、執着心が残り、別れた後に依存症になりやすいです。

  • 友達は無視。恋人優先
    彼氏や彼女ができると、急に友達への連絡が面倒に感じてしまいます。それは、今までは友達が自分の居場所だったのに対し、恋人が自分を必要としてくれているから、別の居場所が見つかった感じがするからです。しかし、失恋後は、友達に連絡することもできず、自分の居場所が無いような気がして、恋愛依存症に発展することもあります。

  • プレゼントが当たり前
    恋人から嫌われることが一番嫌だ。そのため、プレゼントを渡す頻度が多くなります。人は潜在的にお金を使った相手に執着します。そのため、別れた後に恋愛依存症に発展するケースもあります。

失恋後、恋愛依存症にかかりやすい人の特徴と性格

そもそも、失恋後に恋愛依存症になりやすい性格というのがあります。これは育った環境や生まれ持った特性が関係していますので仕方のないことですが、もし、あなたがこれからあげる項目に当てはまるなら、「私は恋愛依存症になりやすいんだ」と自覚することが大切です。

  • 自分に自信がない
    これまで異性にモテなかった、何をしてもうまくいった試しがない。そんな経験から自分に自信がない人は恋愛依存症になりやすいです。自信がないからこそ、こんな私なんかと付き合ってくれた恋人に感謝して、それがいつの間にか依存に変わってしまいます。

  • ネガティブ思考
    物事をネガティブに考えてしまう人も恋愛依存症体質と見ていいでしょう。ネガティブに考えると、不安が積もってしまいます。その不安かを恋愛で埋めてしまい、恋愛依存症になることが多いです。

  • 控えめな性格/優柔不断
    自分の意思を伝えることが苦手な人は依存しやすくなります。これまで、自分の意思ではなく、相手の意見で自分の行動を決めていたからです。それが正しくても間違っていても、自分の行動を決めてくれる、いわゆる「オレ様系」の男性に依存するケースが多いです。

  • 寂しがり屋
    寂しがり屋になる原因は、親からの愛情が不足していたり、これまで愛情を感じる機会が少なかったからだと言われています。そんなときに自分のことを好きでいてくれる人が現れて付き合ったけれど、失恋してしまったら、もう、自分を愛してくれる人はいないんじゃないかと考えてしまいます。

  • 常にいい子でいたい
    恋愛依存症になりやすい人は、人から嫌われることを拒みます。例えば、会社の飲み会やイベントなど、本当は行きたくないけれど、断って嫌われでもしたら、自分のことを必要としてくれなくなるかもしれない恐怖心からついついOKしてしまいます。常にいい子でいたいと考えている子は恋愛依存症になるケースが多いです。

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犠牲で成り立つ恋愛は本当の恋愛ではない

私からのメッセージを聞いてください。私も、恋愛依存症を経験しました。
失恋後に恋愛依存症になりやすい人というのは、「必要とされたい」という感情が強い人です。それは、相手に必要とされなければ、私の存在価値が無いように感じてしまうからです。だからこそ、私のことを必要としてくれる恋人に依存してしまいます。

失恋後も同じように、私の居場所を探します。だから私は、「付き合う」ことに依存していました。
失恋依存症という病気を知ってからは、カウンセリングに通い、今では病気を克服するまでに至りました。
元彼への未練や性格が完全に治ったわけではありません。ですが、今では恋愛に依存することなく、カウンセラーとして前向きに生きることができています。

それは、私は「人から必要とされなくても価値がある人間なんだ」と思えるようになったからです。
これまで付き合ってきた彼氏は、結局は私を傷つけています。恋に恋を重ね、恋と失恋を重ねる内に、私の傷は大きくなるばかりでした。こんなに辛い思いをしているのに、結局は、助けてくれる人はいませんでした。

私は気づきました。
私をを助けることができるのは、私だけなんだ。
私を大切にできるのは、私だけなんだ

あなたは「付き合う」ことでとても辛い思いをしていませんか?恋愛依存症はとても辛くて苦しい病気です。
あなたが犠牲になることはありません。どちらかが犠牲になって成り立つ恋愛は、本当の恋愛とは言えません。

お互い幸せでなければ、恋愛する意味がないのです。

私もまだ、完全に立ち直ったとは言えません。お互い、恋愛依存症を克服するために頑張りましょう。応援しています。

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