幼馴染とガチ恋愛した体験を聞いてくれ

先日亡くなった同級生の墓参りに来ていた。
そこで僕と奈々は9年ぶりに再会する。
「めっちゃ久しぶりやん。元気してたん?」
そう言って笑う奈々の左手の薬指には、指輪がはめてあった。
「ほんま久しぶりやな。元気そうでよかったわ。」
34歳の誕生日に僕も、長年付き合った婚約者に指輪を渡したばかりだった。
お互い別々の道を歩んで幸せを築いている。なのにまた再会するなんて、”腐れ縁”とはまさにこのことだった。
この記事は、僕が人生で初めて付き合った幼馴染の奈々との不倫や修羅場を描いたお話です。

幼馴染への恋愛心は気づきにくいものだ。

僕と奈々は近所に住むお馴染みだった。小・中と同じ学校に通い、高校までも同じ進路だった。2人の共通点は、「ヤンチャだった」ところにある。

奈々は短いスカートに派手な髪色、それを先生に指摘されても「うるせー」と反抗するタイプの女の子だ。だけど、細身で色白で、目が大きなかわいい子ってもんだから、憎めないよな。僕に至っても、毎晩バイクで暴走行為を繰り返し、目つきが悪く、他校の生徒と目が合っただけでケンカする日々を送っていた。
「てめーなにガンつけてんだゴラあああ!!」
的な漫画でよくある感じだ。

当時はそれがカッコイイと思ってたんだ。若気の至りというやつだ。ただ、お互い似たような境遇だったからこそ、話も合った。いつも2人で登下校して、1〜2時間は駄弁った。
けれど、僕の初恋は奈々ではない。高校1年生の夏、ちょっと遅い思春期が到来したのか、同じクラスの女の子のことを好きになった。
南ちゃんという、あの有名野球マンガのヒロインと同じ名前の激かわ女の子だ。

南ちゃんと奈々は仲が良くて、女子トークで盛り上がっていたらしい。そんなに仲が良い2人なのに、外見も性格も雲泥の差がある。
南は小柄で人当たりがよく、清楚で純白でめちゃくちゃかわいい男女共に人気があった。いわゆるマドンナというやつだ。「南を甲子園に連れてって♡」なんて言われようもんなら、大半の男子生徒が野球部に入部するだろう。

僕は健全な思春期男子だから、寝る前に南ちゃんとモフモフな妄想もした。夢の中じゃ僕は、漢らしいジェントルマンなイケメン君だけれど、やっぱりそこは理想止まり。。
現実ではいつも本人を目の前にすると緊張して話せなくなってしまう。おかしい。ケンカするときは初対面でも大声でガン飛ばせるのに、好きなの子の前ではあがり症が勃発してしまう。あるとき僕は、いつもの帰り道で、奈々にそのことを相談した。
「なあ奈々、俺さ、南ちゃんのこと好きやねん。」
奈々はとにかく驚いていた。
「俺さ、カッコ悪いけど、南ちゃんの前では上手く話せへんねん。でも、いつか告白したいと思ってる。けど、どうすればええんやろ?」
その話を聞いた途端、奈々の表情がだんだん曇っていくのがわかった。
「なんで私に相談するん?そんなんわからんやん。」
と言われるだけだった。
奈々のふてぶてしい態度に僕はイラついてしまった。
「なんで友達の悩みにちゃんと答えへんねん!」

僕は少し奈々と距離を置くようになった。このとき僕は本当に奈々の気持ちが全くわかっていなかった。
僕はバカだから、南ちゃんとどうお近づきになるかのみ考えていた。けれど結局、なんの進行もないままただただ時間だけが過ぎていった。

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幼馴染との恋愛はいつもで急である。

そんなこんなで夏休みが近づいてきた。
ある日、僕のヤンチャ仲間の一人から相談を受ける。
「お前と仲のいい奈々ちゃん、可愛いな。俺、好きなんやけど。告白しようと思ってんだけどいいか?」
僕は動揺した。なぜかはわからない。そもそも、僕と奈々は幼馴染というだけで付き合ってもいないし、それに今はケンカ中だ。
焦りを悟らないために必死で平静を装って、ただ一言、「…ええやん」とだけ言って、僕はそのまま授業をサボり、家に帰ってしまった。

家に帰り、僕は布団に寝そべりながらボーっと考えていた。
「奈々が男に告られる?そんでもって、OKだった場合は?彼氏ができる?いや、奈々がOKするはずがない。何を根拠に?」
いろいろな「?」が頭を交差する。僕は南ちゃんのことが好きだから奈々なんてどうでもいいはず。けれどこのモヤモヤはなんだ。

こんなときの思春期の男って、やっぱり想像力豊かだと思う。僕は一瞬、奈々があいつとキスしてあんなことやこんなことをするところを妄想してしまった。その瞬間、なぜかはわからない。鼓動が早くなり、汗がでて、落ち着きがなくなったんだ。自分の大切な何かが、他の人に取られる感覚。確かなことは、それがとてつもなく、嫌だったということ。
「奈々を取られたくない。彼氏ができて欲しくない。」
嫉妬、ヤキモチ、いや、おそらくこれが「好き」という感情なんだと思う。
南ちゃんへの気持ちも好きであることは間違いない。けれど、奈々に対する好きはそれを上回る。そうか、僕は奈々が好きだったんだ。やっと気づくことができた。

僕は学校でそれとなく奈々を横目で探した。
けれど僕から距離を置くとメンチ切った手前、軽く声をかけることができない。今思えば変なプライドだったと思う。

学校が終わったある夏の日。外は薄暗く、夏祭りの音楽が聞こえて少し騒がしい。この祭りが終われば、長い夏休みが始まる。浴衣を着ている人を横目に僕はボーっと帰り道を歩いていた。すると突然横から肩を掴まれた。奈々だった。
「なあ!あんた最近ふてこいねん!明日から夏休みなんやししばらく話せんやろ!一緒に帰ろや!」
またあの笑顔だった。
「別に、お前が話したいなら別にかまわへんけどな。」
それから僕らは通り過ぎる人混みの中、前と何の変わりもない世間話をした。音楽のせいだろうか。身体が熱い。鼓動が早い。ただ心地よい。僕らを包む空間だけはいつもと違って暖かかった。
僕は今しかチャンスがないと思った。冷静に考えれば、家が近所なんだから、いつでも会おうと思えば会える。けれど、この感じ。今を逃したらもう来ないかもしれない。僕は重い口を開いた。

「なあ、奈々。お前誰かと付き合ってんのか?」
奈々は驚いた表情を一瞬見せたがすぐにいつも顔に戻る。
「付き合ってへんで。告白はされたけど。」
おそらくあいつだろう。
「なんで付き合わなかったんや?」
「なんでって、そりゃ、、、気分じゃなかっただけよ。」
一瞬の沈黙が走る。
「俺ならどうなんや?」
奈々は大きな目を丸くさせて驚いていた。ずっと。
こういう時ってなかなか言葉がでない。ケンカのときはあんな簡単に手がでるのに。だから僕は大きな深呼吸をした。そして意を決して続けて言い放った。
「いいか?一回しか言わへんで?」
「うん」
「お前が好きや。付き合ってくれへんか?」
奈々は下を向いてまたすぐ顔を上げて、その表情は今まで見たこともない、嬉しそうな笑顔だった。奈々は言った。
「しゃーなしやで。」
こうして僕は奈々と付き合った。人生初の彼女だった。

幼馴染との恋愛。現実はそう甘くない。

バラ色の高校生活。
昼休みは「あなたのためにお弁当つくったの♡」とタコさんウインナーをアーンしてくれて、ホッペに「ご飯粒ついてるよ♡」とか言われて取ってくれる。最後のメインディッシュは、「私にする?♡もう、、、エッチ♡」みたいなことを言われて、屋上でそのまま、、、なんてことは夢物語だと速攻で気づいた。

もし、これを読んでくれている人に付き合った経験がない人がいれば、僕が現実を教えてやる。ハッキリ言って、妄想とは全くの逆事項を覚悟したほうがいい。
僕と奈々の場合は、お互い気が強いこともあってか、ケンカが絶えなかった。
僕が、「ボケ」やら「ブス」やら言ったら、奈々もムキになって、「誰がブスや!このボケ!」と言い返して来やがる。ちょっと愚痴ってもいいか?

女の子ってもっと、おしとやかで華奢で可愛い感じじゃないのか?なんかこう、モコモコの寝間着を着て、ぬいぐるみを抱えているような、ホワホワした感じの。
奈々と水族館に行ったときなんか、たまたまその日、イルカショーが中止になっていたんだけど、
「なんでイルカショーないん?なんでなん?ねえ!イルカがいない水族館なんて、ただの族館や!そんなん嫌や!!」
とか永遠に文句言うから、僕が、
「しゃーないやろ!イルカも休みたいんや!」
って言ったら、
「うるさいわ!なに?あんたは族(暴走族)だから族館の肩持ちたいわけ?類は友を呼ぶってやつやな!!」
とか言われるからさ、僕もカチンときて、ケンカしたわけよ。普通ならさ、「イルカちゃん休みなんだね。仕方ないよね。イルカちゃんよちよち♡」とか言うもんじゃないの?女の子って。
まあ、そんなこんなで、僕と奈々はケンカの日々を送っていたのだけれど、不思議といつも一緒にいた。

高校3年生のある日、僕は奈々といつも通りのケンカをして、いつも通りイライラしていた。
喧嘩の内容は、「卒業後の進路」のことだった。水族館よりはまだマシなケンカだと思う。僕らもそろそろ付き合って2年になる。進路も2人で考えたかったんだけど、奈々が「そんなん一人で考え!」とか言うから、ちょっとイラッとしてしまった。なんというか、本来なら僕もひとりでやりたいようにするけれど、もはや僕のカラダは僕だけのものじゃないような気がして、奈々の意見も取り入れようと思ったんだ。2人で歩む人生?みたいなものだ。

そしたら、なよなよ悩むなんて男らしくないとか言いやがるからまた、大ゲンカしてしまった。ただ、今回はちょっとタイミングが悪かった。こんなときに限って、他校のヤツらがケンカ吹っかけられるもんだから、ムシャクシャしててつい、相手はノックダウンしているのに、いつも以上に殴ってしまって、、、
僕は、鑑別所に行くことになった。

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幼馴染との恋愛は儚いものだ。

その期間、約1ヶ月間。奈々は、かなり怒っていた。当たり前だよな。
収容中には手紙もくれた。最初のうちは怒りの内容だったが、日を追うごとに悲しみ、励ましや感謝。最後には、早く会いたいと書いてあった。僕は本当に後悔した。反省しきれないぐらい反省した。

そして1ヶ月後、僕は釈放された。すぐに奈々に会いに行った。
久しぶりに会った奈々。いつもは気が強くてうるさい奈々だが、女の子みたいに泣きじゃくるもんだから、僕もただただ「ごめん」を繰り返した。
僕が罪を犯したことについての咎め、自分がどれだけ不安で寂しかったか、会いたかったかの訴え。僕は奈々に尋ねた。
「まだ俺のこと好きか?」
正直、「うん!大好き!」と飛びついてくるかと思っていた。けれど現実は残酷で、奈々は下を向いて顔を上げなかった。そして僕は、部外者だということを悟った。

僕がいない間に同じ高校の人に告白されたらしい。僕のことは好きだが、寂しさや不安、そして僕が犯した罪に対する表現しようのない気持ちなど、いろんなことが頭の中で交差してしまい、その告白を受け入れてしまったということだった。
怒り、憎しみ、憎悪。負の感情が込み上がる。けれどそれを口にはしなかった。なぜなら全て僕が悪いからだ。反論はない。

普通ならこの状況、会うことすらできない。速攻で見捨てられるのが一般的だろう。
だけど、また会うことができて、こうやって正直に気持ちを言ってくれる奈々も、いろいろ悩みに悩んだんだろう。
それに…鑑別所に行った僕では奈々を幸せにできないかもしれない。もしかしたら新しい彼氏と一緒にいることが奈々にとっては幸せなのかもしれない。僕は恋を諦めた。

最後に僕は、奈々にパーカーをプレゼントしたんだ。
このパーカー、前から奈々がめちゃくちゃ欲しがるから、2周年記念日に渡そうとこっそり買っておいたものだ。2年間ありがとう、そして、さよなら。そんな意味がこめられたパーカーだ。
「これで会うの最後やね。」
「そうやな。」
「元気でね。」
「奈々もな。」
「うん。」
「そのパーカー、大切にしいや。」
「…しゃーなしやで。」
僕は高校の退学手続きを済ませ、土木関係の会社で働き始めた。

同窓会と幼馴染。何か起こるに決まっている。

2年の月日が流れた。僕は真面目に働く土木サラリーマン。この2年間、女っ気が全くなかった。学歴がない僕を雇ってくれる親方への感謝もあり働くことで手一杯だった。実はこの体験談、ここからが本番なんだ。
ある日僕の家に同窓会の招待状が届いた。高校中退した僕にも送ってくれる仲間に感謝しかなかった。そして案の定、この同窓会で奈々と再会することになる。そしてここから僕の悲劇が始まる。

同窓会。僕は奈々を見て、めちゃくちゃ動揺していた。まず奈々が結婚していたこと。そして、僕がプレゼントしたパーカーを着ていた。
女性の恋は上書き保存と聞いたことがある。僕からパーカーを貰ったことを忘れるほど思い入れがなくなるものなのだろうか。
僕は特に尿意もないのにトイレに行き、5分ぐらい気持ちを落ち着かせた。奈々はいったいどういうつもりなんだろう。僕は深呼吸をした。
「なんで、あのパーカーを着ているんだ?結婚してるんだろ?なら、なぜ、、、」
僕は焦る気持ちを抑えながらトイレを出た。すると、偶然にも奈々が女子トイレから出てきた。ほら、同窓会があるような多目的ホールのトイレって、男女向かい側に入り口があるだろ?会場のトイレがまさにそれだったんだ。必然か偶然かいまだにわからない。

奈々の表情を見ると、「あっ」という驚いた表情を浮かべていたのを覚えている。それから奈々は少し考え、僕に話しかけてきた。
「…久しぶりやん。今何してるん?」
そこから僕らはお互いの近況を少し話した。ほんの少しだけだったけれど、なんだかとても懐かしい気分になった。会話の最後に奈々は僕に連絡先を教えてほしいと言ってきた。
…こいつ結婚して、子供もおるんやろ。今更、なんで俺の連絡先を知りたがるん?
正論だよな。だけど僕もこのときちょっとした気の迷いからなのか、電話番号を教えてしまった。僕は連絡先以外にも聞きたいことがあった。もちろんあれ、パーカーのことだ。ただその日は特に何もツッコむことはなく同窓会が終わった。

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幼馴染との恋愛は悪い道。

それから奈々から電話が来たのは約半年後の、僕の誕生日の日だった。
「奈々やけど!南の電話番号がわからなくなったんやけど!しってるやろ?教えてや!」
僕は「知らんわ」と一言交わした。
「そう…わかった!ありがとう!じゃあね!」
奈々はそれだけ聞いたら電話を切ろうとし、それを遮るように僕は大きな声を出した。
「お前なあ、いきなり電話してきてなんなん?本当は別の要件あるんやろ?」
「…」
奈々は数秒の沈黙後、照れ臭そうに一言、
「誕生日おめでとう。」
僕は吹いた。わざわざそれをいうためだけに電話してきたんかと。今まで一度もそんなことなかったのに。
「おう。ありがとう。初めからそう言いや。」
「うっさいわね。わざわざ電話してあげたんやから。」

僕は奈々から電話をもらえたことが嬉しかった。僕は感情を押し殺した。奈々は結婚していて子供もいる。学生のときのように奈々と接することはできない。そんなことはわかっている。僕もちゃんとした大人だ。超えてはいけない壁がある。
けれどまぁ、こんなに女性と話したのなんて久しぶりだった。やっぱり奈々は気を使うことなく話が進む。1時間ぐらい電話しただろうか。提案したのは奈々からだった。
「今度会わへん?」
「なに言っとんねん。お前結婚しとるやろ。」
とは言いつつも会いたい。会いたい。会いたいの感情が込み上げてくる。やっぱ僕は自分に甘い。感覚が麻痺る。
会うだけなら大丈夫か…

思いたくはないけれど、これがいわゆる、不倫というやつなのか?わからない。会って話をするだけだからと言い聞かせる。
だが、いざ会ってみると、全然大丈夫じゃない。
まあ、いろいろ思い出してしまうよな。思い出とか、仕草とか、笑顔とか。
あぁ、この感じだ。ケンカは絶えなかったけれど、やっぱり、居心地が良かったんだ。
喫茶店でいろいろ話した。旦那さんは僕が鑑別所に行っている間に寝取ったあの男だった。子供も二人いるらしい。複雑な気分だ。旦那さんのことを話す奈々は好きになれない。奈々は今、旦那さんのものだってことは理解はしている。

けれど、感情が、なんだかまた寝取られているみたいに思ってしまう。これはただの変態なのか?それとも、やっぱりまだ、好きなんだろうか。
僕は、なけなしの給料で奈々にプリペイド式携帯をプレゼントした。当時は今のようなスマホもなく、奈々にあげたガラケーはプリペイド式だった。いつでも連絡が取れるようにするためだ。もちろん、連絡をとっていることが旦那にバレないようにするためでもある。その携帯電話で連絡を取り合いながら予定を合わせて月に2回ほどのペースで会っていた。

5回目に会ったときぐらいだろうか。一線を超えてしまう。
僕たちは体の関係をもった。これで言い逃れできない。完全な不倫だ。後悔はない。ただ、一つ気になることがあった。奈々の体が傷だらけだったことだ。

人間とはなかなか成長しないもの。

「奈々、この傷どうしたんや?」
「……」
奈々は僕から目を逸らした。
「なあ、奈々…。これ、ただ転んだとかぶつけたとかじゃないやろ…?傷だらけやんか…」
「うん……」
奈々は、思いつめたように口を開いた。
「…旦那にな、やられてんねん…」
背中や腕などいたるところに傷があった。特にお腹。おそらくDVをする旦那も目立たないようにお腹を狙っているんだろうが、青ざめている傷をみればどれほど強く殴られているのかがわかる。

それから数日間、仕事をしていても何をしていても心ここにあらずだった。奈々が暴力を受けていたという憤りと悲しみで、頭がおかしくなってしまいそうだった。
寝ても覚めてもそれしかなく、僕はついに行動に出た。

僕は奈々と会う度、会話の流れでさりげなく旦那の仕事から帰ってくる時間、帰り道の経路や必ず通る道を聞き、そして奈々を自宅マンションまで送り届け、住所や周りの道を把握した。
僕は、奈々の旦那を2度ほど見たことがあった。彼が奈々と歩いている時に。そして写真でも。だから顔と体型はおおよそ覚えていた。
そして平日のある昼、奈々と会っていたとき、僕はあえて「今日は夜まで一緒にいれないか」と聞いた。「今日は旦那早く帰ってくると思うから、ごめん」と奈々は言った。それが聞きたかったんだ。

僕は奈々の旦那の帰り道を待ち伏せした。傷だらけの奈々をこのままにしておけば奈々はもちろん、僕もどうにかなってしまいそうだからだ。
その日は奈々と夕方17時ごろには別れた。奈々にばれないよう、僕は奈々の家の近くまでくでその時を待った。人通りは元々少なく、人が通ればすぐに顔までわかる。

19時を過ぎた頃。遂にスーツを着たサラリーマンが通った。清潔感があり、如何にもできるサラリーマンという見た目だ。奈々の旦那だ。前に見たときと少し髪型が変わっていたから近寄るのを少し躊躇ったが、パッチリした大きな眼、面長、高めの鼻など、特徴が一致したのを確認し僕は急いで声を掛けた。

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幼馴染との恋愛は人を狂わしてしまう

「すみません!奈々の旦那さんですよね?」
「はい…?そうですが……」
そうですが…あんた、誰?という声が今にも聞こえてきそうだ。まあ、そうだよな。
訝しそうな顔で僕を見る。
「僕は奈々の同級生です。15年以上の知り合いで、最近偶然奈々さんと会いました」
「はあ…。それで、僕に何か…」
「あのね旦那さん、僕は奈々さんから何も聞いてないですが、奈々さん、最近全然顔が浮かないんです。なにか心当たりありませんか?」
「よくわかりませんが、奈々には僕から声かけておくんで。すみません、もう行きますね。」
「それだけっすか?本当は心当たりがあるんちゃうか?人に言えないような。」
「とにかく、急いでるんで。」

ぶっきらぼうに答えられた後、僕は感情や言葉より先にやらかしてしまったのだ。
こんなことをしたのはあの鑑別所に行った時以来だった。僕は奈々の旦那を思い切り殴ってしまったのだ。高校を中退してから3年、何があっても僕は幼い自分を封印してきた。一社会人として。でも、奈々のこととなるとどうしても我慢できなかったんだ。
その後、通報され、僕はまた逮捕された。当たり前だ。

ケンカで捕まるのは人生2度目だ。前回は鑑別所行きだけだったが、今回は立派な成人男性が犯した罪だ。僕は前科持ちとなった。ただ成人してからは初犯で、かつ相手も軽傷で仕事にも差し支えるわけではなかったため、釈放してもらえるまであまり時間はかからなかった。
執行猶予はついたが。仕事は…クビ確実だろう。僕はこれ以上迷惑を掛けまいと、何か言われる前に自分から退職を申し出た。親に謝りに行ったところ散々怒られ、親父には殴られた。それでも僕が自分の家に帰る頃には、二人であたたかいご飯をつくってくれた。

「もう二度とするな。なにか苦しくなったら人に当たらず実家帰ってきや。俺らはいつでもここにいる」とだけ言ってくれた。泣いた顔を見られないうちに僕は自分の家に帰った。
さて、これで立派な前科持ち無職の出来上がりというわけだ。頭に血がのぼるとどうしても行動してしまう。頭で考えるより前に勝手に動いてしまう。悪い癖だ。人間そう簡単に成長できないもんだ。

幼馴染との恋愛は想定外の連発だ。

人を怪我させておきながら本当に身勝手だと思うがその後、奈々がどうなったのか気になった。
よく考えれば僕のせいで、旦那さんからのDVはさらにひどくなっているのではないだろうか。
前回は奈々と関係ない人との喧嘩が原因で捕まったが、今回は奈々の身内をやってしまっている。おそらくもう、口すら聞いてもらえないかもしれない。
ワンチャン、もしかしたら電話に出るかもしれない。どちらにしろ奈々にも謝るべきである。僕はプリペイド式携帯を手に取った
………

「はい」
奈々が電話に出た。着信拒否にはされてないみたいで助かった。
「……俺やけど。いろいろ迷惑かけたな。」
その瞬間、奈々が息を大きく吸う音が聞こえた。
「あんた、突っ込みどころ多すぎや!!今なにしてんの!!??」
めちゃくちゃうるさい。
「ほんまにアホやな、あんた。」
この時の会話は記憶にない。ただいつもの感じで奈々が僕に罵声を浴びせていたことだけ覚えている。そして、なんだかんだで今週末に会うことになった。
奈々は呆れたような顔で、でもどこかあホッとしたような顔で僕を迎えてくれた。前回、鑑別所から帰って来たときは泣き叫んでいたが、奈々も少し大人になったのか?
「……奈々。迷惑かけたわ。」
奈々は丸く、そして真っ直ぐな目で僕を見つめていた。
「…あの後、旦那さんからのDVは大丈夫なんか?俺が原因でDVひどくなったりしてへんか?それなら今回は謝ったるけど、どっちにしろその後どうなったか知りたいねん…」
僕が話してる途中だったが、奈々は食い気味にその答えを告げた。
「別れてん。」
一瞬何が何だかわからなかったが、その意味はすぐに理解できた
「離婚したってことなん?」
奈々はあの笑顔で答える。
「うん。ほんまにアホな奴のおかげで、やっと一歩踏み出せたんや…ありがとう。」

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幼馴染と恋愛は気づかぬうちに再発するもの。

約3年ぶりに、僕と奈々はなんの障害もなく、本当の恋人になれた。
本業は辞めており、かつ僕は釈放されたばかりで就職も困難だった僕は自営業を始めていた。当時は珍しいインターネット販売の商売だ。
パソコンの部品を安く仕入れ、組み立て、どこよりも安く販売する。始めは死ぬほど大変だったが、やっと軌道に乗り始めたところだ。仕事も恋も順調。幸せだった。

毎日のように奈々に会いに行き、家事育児を手伝ったりした。会う度、イチャイチャして…これ以上の幸せはあるのか?こんな日々がずっと続けばいいのに。柄にもなくそう願った。
23歳になる少し前。僕は奈々との将来を本気で考えはじめた。よし、プロポーズしよう。そう心に決めた。さらに嬉しいことに、ちょうどそのタイミングで奈々から一つの報告を受けた。
「あのな、あなたの子供ができてん」
「え!!?ほんまか!!?」
「…うん」

心底嬉しかった。これ以上無いくらいに幸せだった。僕は、気が早いが、家族で住む家のことや、みんなで一緒に家族旅行に行くこと、これから家族としていろんな思い出を作ることを想像するようになった。これが家庭を持つ感覚なのか。これまでの自分がまるで子供みたいに感じた。
その日から僕はより一層仕事に力を入れた。早くもっともっとお金を稼ぎたい。生まれてくる子供のためも、家庭のためにも。

幼馴染との恋愛は紆余曲折だ。

ただ、そんな幸せは長くは続かない。不幸というものは急に降り注ぐものだ。その日、子供の様子をみるために病院にいくことになっていた。奈々がうちに来て、不安そうな顔を浮かべていた。
「奈々、どうしたんや?食いすぎたんか?」
これまでにない真剣な奈々の表情をみて僕は嫌な予感がした。
「あのな……よく聞いてほしいねん。」
僕は息を飲んだ。
「ほんまにごめんなんやけど…。子供な、堕ろそうと思うねん…。ほんまに、ほんまに生みたかってんけど…。」
僕は目の前が真っ暗になった。

幼馴染との恋愛は涙なしでは成り立たない

奈々の中絶手術は、短時間で終わった。費用は約10万。手術の時間は、約20分。こんな短時間で、たった10万円で全てが終わってしまうなんて、あっけなかった。
奈々との日常、これからの家族のため、僕は本気で仕事に向き合い、これ以上は無理だというぐらいがんばって働いていた。人生で始めて守るべき宝を見つけた気でいた。
将来できる子供を生かすために稼いだお金を、正反対の目的のために使ってしまった。それが悔しかった。病院から帰る車の中で奈々は一言、
「ごめん」
とだけ言った。
その一言を聞き、僕はこれ以上ないぐらい泣き崩れた。人前で泣いたのは初めてだった。

幼馴染との恋愛に終止符を。

それからは、喪失感と虚無感で仕事中もボーっとしてしまうことがあった。心にポッカリ穴があいたみたいで、何もやる気が起きない。何をしても身体がスカスカな感じがするのだ。
もちろん、このことについて嫌という程、奈々とケンカした。奈々が子供を堕ろしたい理由は言っていたが正直、理解できなかった。

子供のことを考えると、前科持ちの僕が相手だから、育てる自信がないんだと。そんなの関係ない。今は心を入れ替えて立派な社会人として働いている。
僕は幸せになったらダメな人間なのか?このことで意見が一致することはなかった。もう、修復不可能だと思った。

だから僕は奈々と別れた。

奈々との子供だろ?顔見たかったよ。どんな子供に成長したんだろうな。僕と同じでヤンチャになるのか?それとも真面目な学生になるのか。

僕の背中を見せたかった。いろいろ挫折はあったけど、それを乗り越えて強く生きる親父の背中を見せたかった。奈々と子供の3人で生活して、おじいちゃんになって、子供から見送られながら死にたかった。僕より先に、生まれてくることなく死ぬなんて。本当に悔しい。
僕は仕事をしながらも、生まれてこれなかった子が天国に行けるよう、僕は一人で毎月、水子供養に通った。

幼馴染以上の恋愛は転がっている。幸せの謳歌。

なにかに熱中すると時間がたつのは早く、気づけばこの悲しい出来事から6年がたち、僕は29歳になっていた。
インターネット販売の売上が順調に伸び、会社として成長していた。仕事が順調だった僕に、久しぶりに彼女ができた。取引先のお嬢さんだった。

二重のタレ目が印象的で、そして僕より6歳も若いのに礼儀正しい、ふんわりとした女性だ。とても育ちがいい。誰かさんとは大違いだ。本当にいい子だ。
言うなれば、高校時代の初恋相手、南ちゃんのような女性だ。一緒に水族館に行ったときは「ほんまに可愛い!連れてきてくれてありがとう!」とお礼を言える女性だ。

彼女とは順調に付き合いが進み、結婚を考えるようになった。彼女と僕はお互いの家を行ったり来たりし、半同棲状態だった。
3年の時間が経ち、32歳になった日、僕は婚約指輪と共にプロポーズした。彼女が柔らかくいい子だったから、僕もいい自分でいれるよな気がした。奈々と話すような汚い言葉を使うことなく、大人の付き合いができる。とても良い環境だ。
ご両親に挨拶し、結婚式場も予約し、婚姻届を提出する日程も決めた。これで僕の人生はきっと大きく成長する。僕は彼女と結婚できることが嬉しかった。

どんなときも別れは辛いものだ。

ある休日、一本の電話が鳴った。
しばらく連絡をとっていなかった高校の同級生からだ。
「久しぶりやな!元気しとったんか?どうしたんや?」
「あのさ、お前、南と仲良かったよな?」
「まぁ、仲良いと言うかなんと言うか…南がどうしたんや?」
「あのさ…落ち着いて聞けよ。南、亡くなったらしい…自殺だって…」
「え?」
面倒見がよく、いろんな人から慕われていたクラスのマドンナ。奈々ともよくつるんでいた。自殺の理由は、旦那さん浮気癖で鬱病になってしまったためだった。婚約者も南ちゃんに似ているところがある。複雑な心境だ。ただただ悲しい。死はもうごめんだった。

幼馴染との恋愛は腐れ縁

僕は後日、同級生と一緒に墓参りに行くことになった。久しぶりの友達との再会がこんな形であることが重力を感じる。僕は友達と昔話をしながら歩いていた。数十分歩いただろうか。
「……あ」
見覚えのある後ろ姿。その後ろ姿も南ちゃんの墓に向かっていた。
僕らの気配に気づいたのか、その体はこっちを向いた。
「……奈々」
「え?あっ……」

そこで僕と奈々は約9年ぶりに再会したのだった。
「めっちゃ久しぶりやん。元気してたん?」
そう言って笑う奈々の薬指には、指輪がはめてあった。
「ほんまに久しぶりやな。元気そうでよかったわ。」
僕は怒りや懐かしさ、いろいろな感情が錯誤しながら答えた。
一番会いたくない奴と会ってしまった。互い別々の道を歩んで幸せになっているというのに…腐れ縁とはまさにこのことだ。

幼馴染との恋愛は思い出の塊

奈々も同級生と一緒に墓参りに来ていたようだ。終わった後、同級生のみんなで飲みに行くことになった。マドンナ的存在だった南ちゃんは皆から愛されており、僕らは彼女の思い出話や学生時代の話で盛り上がった。
昔の思い出が蘇って来た。青春時代の一部をこの仲間たちと過ごした。青春時代の大部分は今ここにいる奈々と過ごした。不思議な感覚だった。22時を回った頃に解散となり、僕は電車に乗るべく駅に向かった。奈々も同じ方向の電車だった。
「俺も家、こっち方面なんやな。」
「…」
「子供は元気にしてんのか?」
「うん…これ、写真。めちゃめちゃかわいいやろ?二人とも、学校でも成績優秀で、上の子は県トップの小学に進学したんよ。」
「嘘やろ!?どアホな奈々と大違いやな!ほんまにお前の子なん!?」
「どアホちゃうし!てか、あんたまだそんなこと言うん!?子どもの頃と全く変わってへんやん!」

いつの間にか僕らはそんな、たわいもない話で盛り上がっていた。お互いにからかい合いながらバカみたいに会話していた。奈々と話していると、僕の言葉遣いは婚約者と話しているときよりも格段に悪くなる。一瞬でヤンチャな学生時代に戻った感覚に陥る。それが良いか悪いか判定するなら、おそらく悪いことだろう。30を超えた大人が子供みたいに振る舞うことは社会的によろしくない。当たり前のことだ。大人には大人の付き合いがある。人と接する上で、それなりの大人としての振る舞いが常識であり、会社の社長である僕がそれを部下にも示してきた。社会とはそういうもので大人の付き合いをしなければその枠からはみ出ることになる。それに………

とにかくわからない。

奈々にはこの9年、怒っていたはずだ。なのになぜ、こんなにも居心地がいいんだろう。奈々の笑顔や仕草、言葉や声のトーン、波長、全てが居心地がいい。イライラする。けど、もっと話したい。なぜだろう。
僕らの周りだけ走馬灯のようにゆっくりと時間がすぎてゆく感覚だった。
ひとつだけわかったことがある。

僕は大人じゃない。

僕は、時間を忘れて夢中で奈々と話した。奈々の家の最寄駅についても話し足りず、そこで降り、奈々を家の近くまで送った。
そのあと、僕はタクシーで帰った。
家に帰り、布団に入りながら今日のことをずっと思い出していた。
奈々のことがずっと頭の中をまわっていた。学生のときみたいに。

幼馴染との恋愛も悪くないものだ。

次の日から、婚約者と二人でいるときも奈々のことが頭から離れなかった。
僕は本当に学生時代から何も変わっていない、どうしようもないクズだと思う。
僕の心は迷っていた。

本当はどうしたい?自分はどうありたい?

もしも、何の制約もなければ何がしたい?
もしも、何でも願いが叶うとしたら、どうしたい?

自問自答をした。

答えを出す前に、僕は行動に移ってしまった。
奈々の新しい連絡先を同級生に聞き、すぐに連絡をとった。
「奈々!俺やけど!近いうちに会えへん!?てか、予定あっても後回しにして俺と会ってや!!」
「…は…?」
「土曜日の12時に駅集合な!ええか!?」
「何勝手に決め…」
「何の予定があるん!??子供の予定か!?子供の送り迎えとか大事なイベントならええ!ただ、それ以外なら絶対来てや!ええか!?」
「……」
「黙ってるってことは、ええんやな!ほな待っとるで!」

婚約者に100回ぐらい頭を下げ、僕は予定通り土曜日に奈々に会った。

「よぉ、奈々。この前以来やな。」

「急にどうしたの?」

「来てくれると思ってたで。」

「しゃーなしで来てあげたんやけどね。」

「こっちのセリフやわ。」

「…ん?」

「奈々、本当にしゃーなしやで。本当にしゃーないから、俺、お前とずっと一緒にいたるわ!」

奈々は一瞬下を向いてすぐに顔を上げた。奈々は涙目で笑っていた。

「……ふふ、しゃーなしやで。」

幼馴染との恋愛だからこそ本当の自分と対面する

幼馴染との恋愛は通常と異なります。その大きな違いは過去を知っているという点です。
今回の体験談では、小学校から顔見知りの幼馴染が相手であるため、まだ人格が形成される前の本能的な人間性をお互いが知っている状態です。
例えば、大人になって出会った相手と付き合う際、初めは自分を大きく見せたり、可愛く見せたりと本当の自分を隠して接します。幼馴染との恋愛の場合、それがありません。

それが良い面もあり悪い面もあります。
良い面は、本当の自分をさらけ出すことができて居心地が良いことです。悪い面は、本音で言い合える分、価値観がぶつかり合ってケンカが絶えないことです。親しき仲にも礼儀ありと言われるように、恋人同士であれ夫婦であれ、大人としての振る舞いが人間関係には必要であるということですね。通常であればです。

ラストシーンでは、幼馴染か婚約者の間で気持ちが揺れ動く様子が書かれています。
幼馴染の奈々は本当の自分でいられる存在、婚約者は大人として良きパートナーである存在です。
どちらを選ぶべきだったのか、その答えはわかりません。その後のお2人次第です。

ただ彼の場合、本当の自分でいることが重要だったということです。
彼は学生時代にケンカが原因で鑑別所に行き、出所してから反省して大人として働いています。通常より早く社会の現状を知ったということです。
彼と婚約者もその流れで付き合った、一般的な恋です。彼にとって一般的な恋は特別なものです。前科があり、それが原因で一度、奈々に振られているため、彼の中で一般的な恋ができることは諦めていたことだったそうです。それが叶ったのも会社の社長として努力し、社会的な地位を確立したからでしょう。だからこそ人一倍、人間関係には、大人として、社会人としての振る舞いが大切であると考えていたはずです。

そんな彼の中で心境が大きく変化した出来事がありました。
それは、奈々との再会です。奈々と一緒にいることが本当の自分と向き合える唯一の場だったのです。本当の自分は学生時代のような子供のような人間であり、奈々といることで解放されます。
それは、努力の、誰もが羨む婚約者との結婚よりも彼にとっては大きなことだったのです。

また、初恋の南ちゃんの死により、人選が有限であることを再認識します。人間必ず死ぬ。残りの人生、誰と過ごしたいか。
真剣に悩んだ結果、社会人として完璧なまでの婚約者と結婚して幸せな家庭を築くより、有限の人生を奈々と一緒にいることを選んだのです。

その後、奈々は離婚してシングルマザーとして2人の子供を育てています。彼とはいつもケンカしているそうです。

社会人として大人な常識のある付き合いをするカップル、本当の自分をさらけ出し合うカップル、どちらも正解です。
幼馴染との恋愛は、本当の自分と向かい合う素敵な恋愛だったということです。

逮捕や不倫、離婚など、壮絶な恋愛体験談でしたが、私はお2人の恋を応援したいと思います。

※この体験談は実話です。登場人物の名前や場所など一部変更しております。

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